先週末、外出先から戻った僕は、玄関先で愕然とした。
鍵がなかったからである。
僕はいつも、自宅の鍵をチェーンに繋げた上、カラビナでベルトに通しているため、鍵を失うことはない。
しかしこの日は、休日と言うこともあり、ベルトレスのラフなズボンを装着。
鍵はチェーンごとポケットに突っ込んでいたのである。
だから、玄関先でポケットをまさぐったのだが、ない!鍵がない!チェーンごとない!
これは焦った。本当に焦った。
念のため、バッグの中なども探ってみたが、やはり鍵は発見できなかった。
僕は、「いったいどこでなくしてしまったんだろう…」と頭を抱えそうになったが、その時、やっと思い出した。
鍵のついているチェーンには、 Tile Mateも一緒にとりつけていたではないか。と。
そう。こんな感じだ。(過去エントリーより画像拝借(^^;)
Tile Mateは、AppleのAir tag同様、忘れ物トラッカーと呼ばれるガジェット。
Air tagは今年発売されたばかりの商品だが、Tile Mateは、数年前から市場に出ており、いわば「忘れ物トラッカーの元祖」とでも言うべきガジェットなのである。
僕は、今こそこれが活躍してくれる時だ!と信じて、iPhoneのアプリの画面を確認してみると、こんな表示になっていた。
僕の財布には、カード型の忘れ物トラッカー「Tile Slim (2020) 」を挟み込んでおり、それはiPhoneとBluetoothで繋がっている。
「探す」ボタンを押すと、ポケットの中で、軽快に音が鳴った。
しかし、 Tile Mateを取りつけていたカギの方には、「探す」ボタンが表示されていない。
iPhoneと繋がるBluetooth圏内には存在しないということだ。
その代わり、「東池袋1丁目、豊島区」という表示が書かれている。
どうやら、最後に繋がっていた場所は、そこになるらしい。
その場所は、地図でも表示されている。
僕はこの時点で、鍵をなくした場所の見当がついたが、一応「見つかったら通知」ボタンを押した。
このような表示になったので、「完了」をクリック。
すると…。
僕の鍵は、紛失物としてマークされ、Tileの保持者が近くにくれば、最新の位置情報に更新されることとなった。
ただ、僕はそれにはあまり期待していなかった。
Air tagならば、iPhoneユーザーの協力が得られるから、すぐに情報更新となる可能性も高いだろうが、Tileの保持者はそんなに多くないだろうからなぁ…。
などと思っていたのだ。
しかし、なかなかどうして、Tileコミュニティも侮れなかった。
紛失物としてマークし、わずか数分後に、こんな通知が届いたからである。
なんと、もう発見された!
やるじゃんか、Tileコミュニティ。その場所は、僕のiPhoneが最後に接続した場所とほぼ同じではあったが、最新の情報が得られたのは心強い。
僕は、この情報で、鍵のありかを完全に掴んだ、と思った。
通知された円の中には、シネマサンシャインという施設があり、僕はそこで…。
この映画を見ていたからである。
どうやら、この映画があまりに面白かったため、暗闇の中でポケットから鍵を落とし、それに気がつかず、帰宅してしまったようだ。
僕は、そう確信し、シネマサンシャインに電話をかけた。
すると、果たしてまさに、僕の鍵はスクリーン内の座席下に落ちていたことがわかった。
いやぁ、よかった。とにかく、ホッとした。
この日、僕の行動範囲はそれほど広くなかったので、Tile Mateがなくても、たぶん、劇場には問い合わせていたと思う。
ただ、精神的には不安定になっていた筈で、余計な場所にも沢山問い合わせていたかもしれない。
しかし、Tile Mateを装着していたおかげで、必要最低限の心配で済み、あっけなく解決した。
あぁ、本当にこのガジェットを使っていて良かったなぁと思う。
そんな便利なガジェットが…。
今、amazonの特選タイムセールで激安になっている。
Tile Mateは、通常2,400円程度で販売されているのだが、特選タイムセールでは、2,000円を切っているのでかなりお得。
今回の件で、Tileコミュニティもなかなか侮れないことがわかったので、僕は、予備にもうひとつ購入しておこうかと思っている。
Air Tagより1,000円以上安い上に、穴があいているため、単体でキーホルダーにつけられるのは大いに便利。
僕は今回、本当に助かったし、いざというときのために、持っておいて損はないアイテムだ。
超オススメ。