餃子の具は、ざっくり大きく分けると、肉と野菜が大きな割合を占めている。
もちろん、他にも、海鮮類や卵類などがあるし、もっと変わった具が入っている餃子も存在するだろう。
ただ、とりわけ大きな比重を占めている具材は、肉と野菜で間違いない。
いわゆる餃子と言えば、すなわち、《小麦粉の皮》に《肉、野菜の具》が包まれたものなのだ。
ただ、いわゆる餃子、といっても、その中で、さまざまな種類がある。
肉の種類は、豚、牛、合い挽き、鶏、羊などあるし、野菜は、キャベツor白菜をメインに、ニラ、生姜などに加えて、タマネギや長ネギなどが入る場合もある。
さらに、《肉と野菜の割合》が大きなポイント。
肉の比重が多い餃子だと《肉餃子》となり、野菜の比重が多い餃子だと《野菜餃子》になるからだ。
僕は、どちらかと言えば、野菜系の餃子が好きで、さらにニンニクが効いている餃子を愛している。
野菜餃子系の都内ツートップは、東池袋「東亭」と、大鳥居「龍門」。
そして、この2軒が、僕にとっては(超別格の「蔓餃苑」を除けば)不動のベスト餃子店ということになっている。
ただ、時に、肉餃子を食べたい気分の時もある。
また、東亭と龍門は、焼餃子1種しかないため、みんなで楽しく、いろんな種類を食べたいケースには向かない。*1。
そんな時、僕が選ぶのは、やっぱりこの店だ。
新橋「一味玲玲」。
ここは、都内有数の《肉餃子》系名店で、「dancyu」や「東京ウォーカー」誌などの餃子特集でも常連。
僕も大好きな店なので、これまでに数多く訪れ、このブログでも何度も取り上げている。
色々と特徴がある店ということもあり、以前、「一味玲玲マニアッククイズ」まで作ってしまったほど。
玲玲に一度でも行った方、玲玲ファンの方には、是非チャレンジしていただきたいと思うw
ただ、今回僕らが訪れた「一味玲玲」は、上記写真の店ではない。
この写真の店は「一味玲玲 本店」で、10年前頃、僕が最初に玲玲を知った時には、この店しかなかった。
そして、僕がこれまで利用したことがあるのも、この本店だけだった。
本店は、独特の雰囲気があり、また、一番安定した味で楽しめるとは思うのだけれど、ひとつだけ難点がある。
狭いのだ。
しかも、とにかくいつも混んでいるため、席を少し移動するだけでも苦労するし、声の大きい客(僕もだけれど(^^;)と一緒になったりすると、うるさくて、なかなかコミュニケーションがとりにくい。
今回の宴は、8人程度のメンバー構成で行うことが決まっており、皆、共通の目標に向かって頑張ろうという決起大会も兼ねていたため、できれば、落ち着いて、ゆったり話せる空間で行いたかった。
ということで、今回は、新橋駅から本店を超えて、少し先にある…
2号店を訪れることにした。
ここは、新店ということもあり、本店より新しく綺麗で、席の配置も若干ゆとりがある。
さらに、3Fには、8人程度がぴったりの個室があるという情報を入手したので、1ヶ月前から予約して、楽しみにしていた。
初見参の「一味玲玲」2号店3F。
3Fに上がると、いきなり厨房があり、その隣に、このワンフロアがある。
厨房の声は聞こえてくるし、フロア内には店員の物置などもあるため、完全な個室とは言い難いような気もするが、独立空間であることは間違いない。
少なくとも、本店よりは断然落ち着く空間なので、僕は、この場所が取れて良かったなぁと思った。
入店してしばらく経つと、メンバーが三々五々揃ってきたので、まずは…。
乾杯!
この瞬間は、いつでも心が躍るのだけれど、大好きな店で、ラン仲間たちとの乾杯となれば、なおさらたまらない。
僕は、これから始まる筈の、楽しい話と美味しい料理に胸を躍らせた。
定番のお通し。ピーナッツと干豆腐。
シンプルだけれど、これがなかなか美味しくてたまらない。干豆腐などは、あとで、別途追加注文してしまったほどだ。
この時点では、まだメンバーが揃っていなかったので、僕らは、まず前菜を頼んで時間を繋いでいた。
胡瓜とパクチーのサラダ。
棒々鶏。
ほうれん草のネギ油和え。
これらを軽くつまみながら盛り上がっているうち、メンバーがほぼ揃ってきた。
となれば、もちろん、メイン料理のお出ましだ。
*1:そもそも、この2軒は、どちらも、宴会を行えるような店ではないのだけれど、それはまた別の話。