いったい、いつからこんなに安くなっていたのか。
862円!
ちょっとあり得ないぐらいの価格で、僕は目を疑った。
少し前までは、2,200円で販売されていた筈だったからだ。
それが今は、文庫版よりも安くなっているなんて、ちょっとあり得ない。
電子書籍版は、コンプリート版ということで、「文庫版の8倍!」の内容が含まれているのに、文庫版より安くなる道理が不明。
この本の発行元である新潮社のWebサイトでは、今でも、2,200円と表示されている。
だから、これが《定価》であることは間違いない。
紙の本と異なり、電子書籍版には再販制度が適用されないため、販売サイト毎に、自由に値段を設定できる。
とはいえ、特別セール品など以外は、各社横並びとなることが多い。
このコンテンツに関しても、他の電子書籍主要サイトは、今でも、皆、2,200円だ。
楽天ブックス
honto
ebookjapan
だから、amazon Kindle版だけが、突出して安い現象が生じている。
村上春樹の作品は、他の著作も、数多く電子書籍化されているが、それについては、ほぼ、各社横並び価格になっている。
しかしなぜか、この本だけが突出して安い。安すぎだ。
セール扱いでもないようなので、もしかすると、価格設定の誤り(?)なのではないかと思ってしまう。
だとすると、いつかは戻ってしまう可能性もあるので、もしも、この本が気になっている人であれば、早めに購入しておいた方がいいと思う。
僕は今、絶賛愛読中だが、読み始めた今は、2,200円だってお得!だと思うほど。
少なくとも、村上春樹のファンであれば、絶対に楽しめる。
僕は、文庫版も読了しているが、それでも存分に楽しめるし、そもそもこれは文庫版とは完全に別物、だと思ってもらった方がいい。
コンプリートの名がふさわしい、まさに、完璧な本と言えるからだ。
単に文庫版の8倍のボリューム、というだけではなく、電子書籍だからこそ素晴らしい!ということも多く、僕は、感動しまくりながら読んでいる。
いったい、何がそんなに凄いのか。
その内容については、書きたいことが沢山あるので、稿を改めたい。