先日僕は、吹替版の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を観るために、足立区の西新井まで遠征した。
僕の家から西新井までは1時間ぐらいかかったが、上映期間が終わるまでに、なんとか吹替版を観ておきたかったので、意義のある遠征だったと思う。
そんな映画を見終わると、外はすっかり暗くなっていた。夕食の時間だ。
僕は、西新井駅に戻り、反対側の出口(東口)に出た。

ここからほど近い場所に、餃子メインの町中華があることを事前に調べていたからである。
初めての土地に行く場合は、その土地の餃子を食べるべし。
これは餃界の常識だ。
僕が目指した店は、駅から数分程度の場所にあるようで、Googleマップを頼りに歩いてみると、すぐに見つかった。

店の名は「餃子小屋」。
その店頭は、確かに《小屋感》を醸し出していて、なんとも不思議な雰囲気だった。
入店。

店内は、座敷席とカウンターがあり十分な広さだった。

カウンター前には、餃子メニューがズラリと並んでおり、《餃子小屋》の名にふさわしい感じになっている。
夕食時であるにも関わらず先客がゼロだったので、僕は少し不安になったが、もう後には引けない。
カウンターに着席。

やおらメニューを眺める。

餃子メニューは、かなり充実していた。
梅干し餃子やわさび餃子という変わり種もあって、ちょっと気になったが、まずはベーシックな「焼き餃子」(380円。安い!)と、「海鮮餃子」(558円)を注文。
もちろんビールも一緒に頼んだ。
餃子が焼き上がるまでのアテとして、前菜メニューの中から「小屋豆腐」という冷奴メニューを選んだ。

この小屋豆腐がなかなか美味しかった。
冷奴の上に、たっぷりの野菜と肉味噌が載っていて、さらにはタレも味わい深い逸品だった。
流石は店の名を冠したメニューだけあると思いながら食べ進めていると…。

餃子登場!
サイズは想像よりも大きく、しかも、しっかり羽根がついているのでなかなかの迫力だった。

最強の相棒。ビールとの共演。
いやぁ、本当に最高だ。
俯瞰して見ると、2種類の餃子で羽根の付き方が異なっていることがわかった。
手前がベーシックな焼き餃子、奥が海鮮餃子だ。
手前の方が粗い羽根で、奥はびっしり羽根。
この差には意味があるのだろうか。
まぁ、僕は「餃子に羽根なんていらない」派なので、どっちでもいいのだけれど。
まずはベーシックな焼き餃子から囓ってみる。

ボリューミーだ!
肉汁こそなかったが、肉と野菜がぎっちり詰まっていて食べ応え十分。
皮は薄皮サクサクで、手作り感もある。
これで6個380円は破格と言えるぐらいお得なのではないか。
そして、奥の海鮮餃子を囓った時、僕は思わず唸ってしまった。

旨いぞ!
ベーシック餃子の具(肉と野菜)に加えて、海老、イカ、アサリがたっぷり織り込まれており、その食感も風味も《まさに海鮮》と言える旨味が溢れていた。
ベーシックな焼き餃子とは全く異なる味わいになっていたため、僕は他の餃子も食べてみたくなった。
前述の変わり種以外にも、「カレー餃子」や「明太子餃子」など、僕の好きな食べ物が、どのように餃子アレンジされるのかが気になったからだ。
しかし、残念ながら僕は追加注文を見送った。
理由は単純。
この2つの餃子が、ハンパなく油まみれで、僕の胃が悲鳴を上げてしまったのである。
僕は、正直、揚げ餃子よりも油っぽいのではないかと思った。

餃子を食べた後の皿はこんな感じ。油でギトギトだ。
せっかく美味しい餃子なのに、胃がもたれて食べられなくなってしまうのは、なんとも無念。
僕は、この油がどうにも恨めしかった。
やっぱり羽根なんて要らないから、もっとあっさり焼いて欲しかったなぁ…。
1皿だったら美味しく感じられるうちに終わったと思うけれど、このボリュームで2皿はキツかった。
僕がもっと若くて胃が丈夫なら、まだまだいけたのかもしれないけれど…。
そんなことを思っていたら、店内はいつの間にか賑やかになっていて、若者たちのグループが沢山の餃子を注文して盛り上がっていた。
若いって羨ましい。

