競馬ネタを書くのは、いったいいつ以来だろう。
今の僕は、それぐらい競馬に興味を失っている。
僕は、ブログを書き始めて今年で14年目*1になるが、そのうち、半分ぐらいは、競馬にハマっていた。
そもそも、僕のブログ開始初日のエントリーは、競馬に関する愚痴なのだ。
しかし、2011年に、ランニングに目覚めて以降、僕は、休日の趣味を「競馬⇒ラン」にシフト。
基本的に僕は不器用で、両立できないタチなので、ランへの傾斜が激しくなってからは、全く競馬をやらなくなってしまったのだ。
だから。
先週末の根岸森林公園ランで、このポスターを見かけた時も、それほど心は揺れなかった。
第139回 天皇賞馬マイネルキッツ。
このポスターは、森林公園に隣接した根岸競馬記念公苑内のポニーセンター馬房に掲げられており、僕は、その掲示理由もよくわからなかった。
しかし、それはすぐに判明。
なんと。
このポニーセンターに、天皇賞馬が、マイネルキッツがいるのか。
僕は、少しだけ驚いたものの、それ以上の感慨は抱かなかった。「ふーん」という感じで、また、ランに戻っていった。
帰宅後。
この日に撮った写真などを眺めていたら、何となく、「マイネルキッツ」のことが頭の片隅に響いた。
G1馬、天皇賞馬であるということの他に、僕にとって、意味のある名前のような気がしたのだ。
YouTubeで探して、この馬が勝ったレース、第139回天皇賞を見直してみる。
大荒れとなったその結果を見て、僕は、ようやく思い出した。
このレースは、この馬は、僕にとって忘れられない(忘れてたけどw)ものだったのだと。
あの頃の僕は、毎日競馬のことばかり考えていて、このブログでも、週末になると、予想エントリーをアップ。
毎週、エラそうに書き綴っていたものの、とにかく外れまくっていて、目眩が起こりそうなくらいの散財を重ねていた。
しかし…この天皇賞は、いつもと違った展開になった。
この時僕は、レースが荒れると考えて、当時12番人気だったこの馬、マイネルキッツを本命に推したのだ。
結果。
なんと、大的中。
単勝(4,560円)、馬連(10,200円)、三連複(32,390円)をゲットし、快哉を上げたのだった。
たぶん、僕の競馬歴の中でも、1,2を争うくらいの会心の予想で、高額な配当だった筈だ。
まさかそれほどのサプライズを忘れてしまっていたとは。記憶の劣化が酷すぎる。あぁ、歳はとりたくないものだなぁ…。
僕は、今更ながら後悔した。あの時、僕を大いに喜ばせてくれた馬を見逃してしまったのか、と。
ポニーセンターにとって、マイネルキッツは特別な存在だろうから、簡単には見られないのかもしれないが、係員に確認するぐらいはしておくべきだった。
あぁ、痛恨だ。痛恨すぎる。
根岸森林公園には、近々再訪する予定なので、その時は、必ず、マイネルキッツに会って、そして、あの時のお礼を伝えたい。
*1:はてなダイアリーで11年半。はてなブログで2年半。はてなダイアリー時代のエントリーは、全て、現ブログにリダイレクトさせている。