今日7月3日は「波の日」。
サーフィン情報サイト「なみある?」の運営会社が、2003年に提唱して設立された記念日だ。
だからもちろん、海やサーフィンに対してもっと関心を持ってもらうことが、記念日の目的になっている。
きっと、日本中のサーファーたちにとって、大事な記念日になるのだろう。
僕はまったくサーフィンをやらない(そもそも泳げない)のだけれど、「波の日」ならば語りたいことがある。
数十年来のツツイストである僕にとって、「波」は絶対に欠かせないものだからだ。
文学を愛する人にとっても、「波」はとても重要な位置づけを持つ。
そう。
「波」は、日本を代表する文芸出版社、新潮社の雑誌名でもあるのだ。
形式上は自社の新刊を宣伝するための「PR誌」となっているが、単なるカタログの枠を完全に超えている。
来年で創刊60周年という堂々たる歴史を持ち、この雑誌から誕生した本は数知れない。
今や、読書家に愛されるコンパクトな文芸誌と言っても過言ではなかろう。
「PR誌」という位置づけから、かつては大手書店のレジ脇などで無料頒布されていたが、最近はめっきりその姿を見かけなくなった。
いや。
入荷はしているようなのだけれど、転売ヤーたちに荒らされ、すぐになくなってしまう状況なった。
僕はこれに懲りて、年間購読を開始。
年間購読料は、送料込みで1,200円。3年契約ならもっと安くなる。
1か月たったの100円で、珠玉のエッセイや書評、作品、対談などが堪能できるのだから、あまりにお得すぎる。
近年は、筒井康隆先生の掌編やエッセイが、この雑誌の巻頭を飾るようになったから、ツツイストにとっては必読の雑誌だ。
そんな「波」の最新号が、今週明けに届いたのだけれど、僕は、郵便受けから取り出した途端に大興奮してしまった。


パプリカだ!
筒井先生の大傑作であり、アニメ作品としても素晴らしい「パプリカ」の、公開20周年記念の表紙だ。
真っ赤で艶やかなパプリカデザインに、筒井先生の筆蹟が掲載されており、この表紙だけで永久保存版と言える。
誌面内には、エッセイの全文も、筒井先生の筆蹟そのままで掲載されているので、僕は本当に胸が熱くなった。
これだから「波」はやっぱり素晴らしい。
尚、映画「パプリカ」は公開20周年を記念して、8月7日から4Kリマスター版が全国上映されるようだし、それとコラボした文庫限定カバーも、7月中旬には書店に並ぶとのこと。
僕はもちろん単行本も文庫も持っているが、このカバー版が欲しいので、発売されたら入手するつもりだ。


