マラソン好きのランナーならば、誰でも、「オールスポーツ」という名前を聞いたことがあるだろう。
マラソンにおいては、レース中に何度も、《オールスポーツでーす》《写真撮影していまーす》という声がかかる。
撮られた写真は、レース後、出場者毎に振り分けられて販売されるため、ヘタにポーズをとって、いい写真が撮られたりすると、悩ましいことになる。
1枚当たりの値段がとにかく高いので、「それでも買うか、買うまいか」という葛藤が生じるからだ。
ただ、自分の写真を確認するためには、レース後数日経ってから、オールスポーツのWebサイトへ確認しに行かなければいけない。
ズボラな僕には不向きなシステムなので、僕は、自然と葛藤から逃れることができている。
そんなオールスポーツの海外マラソン版とも言える会社が、MarathonFotoになる。
マラソンレースに特化しているぶん、主催者側とも結託(?)しており、参加者がレース登録時に入力したメールアドレスへ、勝手に販促メールを送りつけてくる。
「いい写真が撮れましたよ?」「買いませんか?」「今ならお得ですよ?」と言わんばかりに、何度も、何度も。
現状、コロナ禍に伴い、国際的にマラソン大会の実施が大幅に制限されてしまっているため、MarathonFotoにとっては、《商売あがったり》な状況なのではないかと思う。
しかし、商魂たくましい同社は、そんなことでくじけない。
最後の海外マラソン出場から、2年以上経過している僕にも、未だにこんなDMを送りつけてくるからだ。
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40%オフで販売、送料も無料ときた。となると、ちょっと見てみたくなるのが心情。
レース参加直後に送られてきたメールでは、自分の写真がダイレクトで確認できたのだけれど、流石にそこまでの設定はされていなかった。
メールで案内されていたリンク先に飛んでみると…。
このようなページに誘導され、ここで、メールアドレスを入力すると、過去に参加したレース名が表示され、そこから、MarathonFotoの写真が確認できる仕組みだ。
僕の場合は、このように表示された。
2年半前のシカゴ、3年半前のベルリン…そして4年半前のシカゴ。
そのレース写真を、今でもしっかり確認することができる。
僕は、一連の写真を見ていたら、懐かしい気持ちでいっぱいになってしまった。
例えば、ベルリンマラソンのフィニッシュ写真。
なかなか格好よく映っていて、僕は、ちょっと感激してしまった。
諸事情により、モザイクでお見せできないのが、実に残念だw
気になる写真の価格は…。
レース全体で$74.99。
ベルリンマラソンで、僕の映っている写真は25枚あったので、1枚あたり、約$3。
日本円で330円程度だ。決して安くはないが、オールスポーツに比べれば断然お得。
コロナ禍は、一向に収まる気配を見せないので、まだまだしばらく、海外で走ることはできないだろう。
だから、過去に酔いしれた海外マラソンの追憶を味わうための出費と考えて、購入しようかと考えている。