去年の今頃、僕はジュネーブにいた。
Genève Marathon(ジュネーブマラソン)に出走していたのだ。
初めて訪れたスイスの街はとても素晴らしく、かつ、レースも最高で、僕は素晴らしい旅ランに浸ることができた。
そして気がつけば、僕は、それ以降マラソンレースを走っていない。
海外どころか、日本のレースさえも走っていないのだ。
去年の8月に出場する予定だった北海道マラソンは、レース直前の座骨神経痛再発で断念。
10月に出場する予定だった、いわて北上マラソンは、台風19号の影響で中止。
今年の3月に出走予定だった、静岡マラソン、板橋シティマラソンは、ともに、コロナの影響で中止…。
ということで、4大会連続で出走不能になってしまった。仕方がないこととはいえ、僕は、それが残念でならない。
北海道、北上、静岡については、現地への旅も含めて楽しみにしていただけに尚更。
マラソンレースの魅力は、単に走ることだけじゃない。それぞれの開催地における、レース前後、そしてレース中も含めての「旅」が、とにかく素晴らしい。
だから僕は、海外のレースにも大きな憧れを抱いている。
僕の大目標である、6STAR*1のレースはもちろん、その他にも出場したいレースがたくさんある。
そう言えば 、以前、こんなエントリーを書いたことを思い出した。
リオデジャネイロは、僕が子供の頃から憧れ続けている街。
あぁ、やっぱり、いつか絶対にリオマラソンを走りたいなぁ…と、あらためて思った。
僕は、自分が書いたエントリーを読み返し、そして、この本も読み返してみた。
世界のマラソンベスト50
これは、僕が世界のレースに想いを馳せるとき、必ず読み返している本だ。
世界各地の、厳選されたマラソンレースが、オールカラーの写真とともに、実に詳しく紹介されており、何度読んでも飽きない。
対象レースは全世界に及び、メジャーなものからマイナーな物まで幅広くカバーしている。
なんと、北極や南極で行われるレースまで紹介しているのだ。
各レースの紹介は、実に読み応えがある。レースに関わるトピックスはもちろんのこと…
大会の開催情報も詳しく紹介されているので、実際に出走を検討する際にも役に立つ。
現地での楽しみ方なども掲載されているから、まさに、「旅ラン」検討にもってこいのガイドブックになっているのだ。
今は、残念ながら、気楽に海外へ行けるような状況ではない。
しかし、コロナ騒動が終息を迎えたら、必ず、また海外に行きたい。海外で走りたい。
そんな日が来ることを夢見て、僕は、この本を読み続けていこうと思う。
*1:ワールドマラソンメジャーズにおける、6つの国際レース。ボストン、ニューヨーク、シカゴ、ロンドン、ベルリン、東京