人間は、歳をとるにつれ、身体にガタが出てくるのが常。
僕の場合、悲しいかな、ここ数年それが顕著だ。
腰痛や骨折など、整形外科医での診察に加えて、歯の治療(インプラント)、目の検査(白内障、緑内障の予備軍)まで重なっている。
ほぼ毎月、定期的にこれらの病院に通っているのだ。
どれも必要なこととはいえ、こうして並べてみると少し切ない。
あぁ、本当に歳はとりたくないものだ。(タメイキ)
そんなことをつらつらと思っている今日、11月8日は「X線の日」とのこと。
1895年、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲン博士がX線を発見した日らしい。
僕らは毎年、健康診断で当たり前のように胸部レントゲンを受けている。
僕自身は、それに加えて、腰の確認で毎月X線写真を撮っている。
今まではそれを、ごく当たり前の日常検査と受け取っていた。
しかしよく考えてみれば、X線の発見以前は、人間の身体の中を「見る」ことなどできなかったのだ。
130年前の大発見が、今では日常となっていることに驚かされてしまう。
驚いたのはそれだけじゃない。
腰の検査では、年に1回MRIも受けているが、こちらの検査では磁気と電波を使って、骨の中の神経や椎間板まで透かしてしまう。
MRIは、1970年代後半から実用化されたようなので、僕が生まれた時には、まだ存在していなかったことになる。
僕は、めざましい技術の進歩に感服するばかりだ。
前述させていただいた、歯や目の治療でも「見えないものを見る」技術が使われている。
かかりつけの歯科医では、日常的に歯のⅩ線写真を撮っていたが、インプラント治療では、さらに進んで、「歯のCT撮影」も繰り返し行っている。
歯のCT撮影は、いわばレントゲンの立体版。
X線を360度から照射して、3D化するもので、これも1970年代以降の最新技術となる。
僕は、インプラントの治療に際し、歯の骨の厚みや神経の位置まで立体的に映し出した写真を見せられ、思わず唸ってしまった。
そしてなんと、眼科の治療でも、最新の技術が使われていたことを知った。
こちらは放射線ではなく、強い光を当てて目の奥を撮るOCT。
これは「光の断層撮影」と呼ばれる技術で、僕らには見えない“近赤外線”により、目の中にある“見えないもの”を映しだして調べるようだ。
こうして考えてみると、僕の身体は、「見えないものを、見せてくれる技術たち」によって助けられているんだなぁということを実感。
科学の進歩というのは、いやはや本当に目覚ましい。

