真夜中に目覚めると、最新iPhoneが発表されていた。
そのネーミングは、iPhone 16e。
iPhone SE4でも、iPhone 16Eでもなく、小文字のeがついたモデル名となった。
これは、事前のリークには上がっていなかったのではないか。
Google Pixelシリーズの廉価版につく「a」を意識したような気がするけれど、僕が最初に思い描いたのは、iPhone 5cだった。
カラフルでポップなのが印象的なモデルだったけれど、その筐体はプラスチッキ-で、いかにも安っぽく、搭載チップも一世代前のもの。
個人的には、若者に媚びたようなモデルという印象を受けたが、結局若者にも支持されず、たったの一世代で消えてしまった。
今回は、廉価版モデルと言っても、5cのコンセプトとは全く異なる。
ひとことで言えば…。
「iPhone 16」にも採用されている最新の「A18」チップを搭載しつつ、iPhone 16シリーズの中で一番安いモデル
ということ。
搭載チップを妥協しなかったことで、その性能を強烈にアピール。
ボディは強靱で、そのカラーも白と黒だけという潔さ(いずれ赤が出そうな気はするけれど…。)で、硬派なイメージさえ感じる。
これは、iPhone 5cのコンセプトとは全く異なるものだ。
アップルとしても、「5cの失敗は繰り返すまい」と思っているのだろう。
搭載チップ以外は、無印iPhone 16のやや下位互換。
カメラは単眼で超広角もないし、MagSafeにも非対応。
Dynamic Islandではなく、カメラコントロールも搭載しない。
ただ、大きな違いはそれぐらいで、(128GBモデルの場合)無印iPhone 16よりも25,000円近く安いというのが、このモデルを選ぶポイントとなるだろう。
16ファミリーの中に並べられてみると、やっぱり、このモデルは、iPhone 16eとしか思えなくなってくる。
iPhone SEがリーズナブルすぎたので、何となく高いイメージに思えてしまうけれど、これはSE(Special Edition)じゃなく、あくまで、16の廉価版として考えるべきなのだ。
ターゲットとなっているのは、おそらくこんなことを考えているユーザー層。
16が欲しいけど、あんなに高性能なカメラはいらない。カメラコントロールも不要。
Dynamic Islandは善し悪しあるし、MagSafe非対応も、ツールを使えば代替は可能だから、ならばiPhone 16eで十分!
こういった需要が大きければ、新たなiPhone ファミリーの一員として、今後も根づいていくだろう。
iPhone 5cのように、一世代で終わることはないと思う。知らんけどw



