餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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息もつかせぬ「ホテル・ムンバイ」の脱出劇

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2008年に発生したインド・ムンバイ同時多発テロで、テロリストに占拠された、タージマハル・パレス・ホテル。

この映画「ムンバイ・ホテル」は、その時の実話をもとにしている。

インドを代表する五つ星ホテルが舞台だから、当然、ホテルマンたちは超一流だし、宿泊客もゴージャス。

しかし、だからこそ、テロリストたちにとっては、格好の標的になってしまう。

非道すぎる面々は、ホテルを完全に占拠し、宿泊客を容赦なく惨殺していく。R15+指定はダテじゃない。とにかく次々と人が死ぬ。

テロリストには、理屈も何も通じない。とにかく、見つかれば殺されてしまうのだ。

当時のインド・ムンパイには、特殊部隊がおらず、1,300kmも離れたデリーから、数日かけて呼び寄せるしかなかった。

500人の宿泊客たちができることは、部隊の到着まで、ホテル内で、ただ、息を潜めていることだけ。

しかし、テロリストたちは、そんな猶予を与えてはくれなかった。

部屋に閉じこもった客たちを、さまざまな手段でおびきだし、そして、殺戮。

いやはや本当に、背筋が寒くなるほどの残虐ぶりだ。

しかし、流石はインドを代表する超一流ホテル。

その従業員たちは、ホテルマンとしての誇りを持って、テロリストから、大事な客を守り抜くべく、渾身の努力を続けていく。

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そんなホテルマンのひとりとして、この映画の主役を演じるのは、デヴ・パテル。

そう。

あの「スラムドッグ$ミリオネア」の主演男優だ。

10年前、僕はあの映画を見て、大いに感動したことを思い出す。

そういえば、この「スラムドッグ$ミリオネア」も、ムンバイが舞台だったんだよなぁ…。

デヴ・パテルは、2年前に公開された「LION/ライオン~25年目のただいま~」でも、

いい演技をしていた。 

そんなデヴ・パテルが主演なのだから、今回もいい映画に違いないと僕は確信。

その予想はぴたりと当たった。

とにかく大量に人が死んでしまうし、「あっ」と驚くほど哀しいこともあるから、手放しに推奨はできない。

ただ、ホテルマンが、身体を張ってゲストを守り抜こうとする姿には心を打たれるし、だからこそ、ラストシーンには、大いなる感動が押し寄せてくる。

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超大ヒット作の「ジョーカー」と同じく、R15+指定で、残虐なシーンが多い映画。

しかし僕は、スピード感があって救いのあるストーリーが好みなので、個人的には、断然、こちらの方が好きな映画だ。(少数派だと思うけれど)


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