餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画やクイーンの話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

板橋区稲荷台の町中華の2つの「龍」~挨拶も餃ビーも心地いい「宝龍」篇

スポンサーリンク

東京に《令和の禁酒令》が出る直前。まん防が施行されていた頃。

僕は、以前から気になっていた店を訪れることにした。

f:id:ICHIZO:20210429010551j:plain

店の名は「宝龍」。

この店の場所をひとくちに説明するのは、非常に難しい。

食べログなどの情報によると、最寄り駅は、北区の十条となっているが、十条銀座などで栄えている《いわゆる十条》地区ではない。

十条駅からは700m近く離れており、住所も板橋区稲荷台なので、そもそも、北区でさえないのだ。

その外観は、いかにも昭和の町中華といった趣で、入口には、長い暖簾がかかっている。

町中華に慣れていない人には、入店するのに勇気がいるかもしれない。

しかし僕は、むしろこういう店の雰囲気が好きなので、期待に胸を膨らませていた。

f:id:ICHIZO:20210429011234j:plain

入口には、このような貼り紙があった。

まん防に伴う案内と、《喫煙可能店》の表示。

僕は煙草を全く吸わないので、「煙が立ちこめていたら嫌だなぁ…」と、一瞬怯んだが、昭和の町中華であれば、それも仕方ないか…と思うことにして入店。

店に入るなり、「いらっしゃいませー!」という、大きな明るい声に迎えられた。

若い男性店員の挨拶だ。

こういった雰囲気の町中華は、年配の方が経営していることが多く、渋い感じの挨拶で迎えられることが多いので、僕は、ちょっと驚いた。

しかし、最高に気分のいい挨拶だった。

僕は、喫煙可能店のモヤモヤが吹き飛び、店への大いに好感度が上がった。

先客はカウンター1名のみだったので、僕はテーブル席に着席させてもらい、店内を見渡す。 

f:id:ICHIZO:20210429014531j:plain

昭和から掲示されているかのような、年期が入ったメニュー表。

そんな時代を感じる店ではあるが…。

f:id:ICHIZO:20210429014550j:plain

カウンター席は、不透明のプラスチック板で区切られており、今の時代にも対応している。

f:id:ICHIZO:20210429014610j:plain

テーブル席も同様。

2人で来店し、向かい合わせになったとしても、飛沫が飛ばないようになっている。

それはいいことなのだろうが、例えば恋人同士だったりしたら、シルエット越しの会話になる感じで、ちょっと微妙な雰囲気になるかもしれない。

いつでも孤独な餃子ランナーである僕にとっては、全く問題ないのだけれどw

テーブルの横に貼ってあったお得なメニュー、《キャベツの正油チャーハン》などはちょっと気になったが、まず、何はともあれ、ビールを注文。

そう。この時はまだ、ビールを注文することができたのだ!

すると、「かしこまりましたー!」という気持ちのいい声が返ってきて、ほどなく、僕の目の前に、それが運ばれてきた。

f:id:ICHIZO:20210429014631j:plain

ビールは大瓶の633ml。

サービスとして、絹ごし豆腐半丁がついてきた。刻みネギも添えられており、最高のアテだ。

僕は、またしてもこの店への好感度が上がり、満を持してメイン料理を注文。

美味しい豆腐とビールでいい気分になりながら、それが登場するのを待っていた。

10分程度経っただろうか。

「お待たせいたしました!」という、快活な言葉とともに、待望の料理が運ばれてきた。

それはもちろん、言うまでもなく…。

f:id:ICHIZO:20210429022438j:plain

焼餃子だ!

こんがり焼けたキツネ色の皮。ぷっくりと膨らんだフォルム。その見た目だけで、僕はノックアウトされそうになった。

こんなん、美味しいに決まってるじゃないか!

f:id:ICHIZO:20210429014651j:plain

餃子にとって、史上最強の相棒、ビールとの競演。

あぁ、この時はまだ、町中華で競演することができたのだ!(しつこい)

囓ってみる。

f:id:ICHIZO:20210429014710j:plain

いやはやこれが、見た目以上に素晴らしかった。

薄皮の中に、丁寧に刻まれた具。口の中でほろほろと崩れる感覚がたまらない。ニンニクもガツンと効いており、僕好みの餃子だ。

下味がしっかりついているので、何もつけなくても美味しいし、ビールには最高に合う。

あぁ、また、いい店に巡り会うことができてよかったなぁ…。

僕はそんな思いで心が満たされた。

他の料理も食べてみたくなったし、この餃子もお替わりしたくなったのだけれど、僕は、なんとかその気持ちをグッとこらえた。

この後、計画していることがあったからである。

僕は、いい気分になって、店員に「ごちそうさまでした」と告げると、これまた気持ちの良い声で、「ありがとうございました!」と挨拶された。

何度も書くけれど、この店員の挨拶は絶品だ。

客商売の鑑と思えるほど、実に清々しくて気持ちがいい。

それに加えて、最高の餃ビーを味わえるのだから、文句のつけようがない。

心がちょっと疲れた時は、是非また訪れようと思いながら、僕は、この店を出た。

(以下、続く。)


マラソン・ジョギングランキングへ