「ICHIZOさん…?」
突然、声をかけられた。
大阪市営地下鉄、堺筋本町駅のホームで、乗換電車を待っている時のことだ。
僕は、SNS系の知り合いだろうかと思い、ふと振り向くと、僕がこれまで会ったことのない人だった。
その日の構内は、大阪マラソンのスタート地点へ向かうランナーたちで溢れており、僕も、そして、その方もランナーだった。
少し話をしてみると、どうやら、このブログを、かなり昔から(なんと、旧ブログである「言い捨ての小部屋」時代から!)読んで下さっている方であることが判明。
その方は、ブログをされておらず、単に、僕のブログを「読者として」読んでくださっているとのこと。
いやぁ、嬉しい。本当に嬉しい。
こんな、誰の役にも立たないような言い捨てブログを、ずっと読み続けて下さっている人がいるなんて。
しかも、わざわざ声をかけて下さるなんて、感激の極みだ。
その日の僕は、例によって「ICHIZO」ゼッケンをつけていたため、それが目印になって、「僕」が「僕」だということがわかったのだろうと思う。
あぁ、このゼッケンをつけていて良かった。僕は、心からそう思った。
僕は、ブログを書き始めて15年になるのだけれど、こんな経験は、ほぼ初めてのこと。だから本当に嬉しかった。
以前、レース中に、「ブログ読んでます!」と声をかけていただいたことはあるけれど、その時は、あっという間に別れて(抜かれて)しまったため、その方の顔も認識できないままだった。
しかし、今回は、違う。
目的地が一緒と言うこともあり、僕は、その方とゆっくり話をすることができた。
これだけでも、泡沫ブロガーとしては、その冥利に尽きる出来事だったのだけれど、さらに望外の喜びが加わった。
僕らは、ともに大阪マラソンに出走するわけだから、「ランナー」繋がりであることは間違いないのだけれど、繋がりは、それだけでなかった。
その方は、僕と同様、ガジェット好きの「モバイラー」であり、さらには、おまけに「餃子」好きだということが判明したからだ。
年齢も近く(僕の方が若干年上だけど(^^;)、大阪マラソンにおけるチャリティテーマカラー(赤組)も同じ。
ここまで重なれば、話題は尽きない。
とても人当たりの良い方だったということもあり、人見知りの僕でもすぐに打ち解けることができた。
なんと言っても驚いたのは、その方も、極小Androidスマートフォンである「Unihertz Atom」に出資し、それを持っていたということ。
Atomは、僕がその存在を知った瞬間に痺れたガジェットで…。
今年の7月にクラウドファンディング支援を行い、11月中旬にゲット。
しかし、その方は、僕よりも前に、この端末をチェックされており、11月初めには、すでに入手されていたようだ。
凄い。筋金入りのモバイラーじゃないか。
レース直前に、そんな方と出会えるなんて、奇跡に近いのではないかと思った。
僕は、大阪城公園で、スタート地点に向かうまでの間、「先輩Atomユーザー」からの知恵を、沢山伺った。感激だ。
そんなAtomで撮影した、公園内の写真。
大阪城を眺めながら、僕らは、ともに、スタート地点へと向かった。
スタートブロックも、同じ「Bブロック」だったから、僕らは、号砲が鳴る直前まで、さまざまな話で盛り上がった。
いやぁ、ブログをやっていて良かった。ランナーで良かった。
快晴の空の下、僕は、最高の気分で、大阪マラソン2018を迎えようとしていた。
さぁ、いよいよスタートだ。
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