昨日、3月4日。
ついに【Suica対応】Fitbit Charge 4が発売になった。
【Suica対応】 Fitbit Charge4 GPS搭載フィットネストラッカー Black/Black L/Sサイズ [日本正規品] FB417BKBK-JP
バッテリ持ちがよく、Android端末でもiPhoneでもSuicaが使え、GPSも搭載しているフィットネストラッカーが、2万円以下で買えるのは魅力。
定評あるFitbitブランドの商品だから、安心感もある。
モバイル好き、ガジェット好きとしては、嬉しい事案の筈なのだけれど、その一方で、何とも言えないモヤモヤ感が残る。
【Suica対応じゃない】Fitbit Charge 4も併売されているからだ。
Fitbit社のWebサイトには、3色のFitbit Charge 4が掲載。
《新登場》《さらに進化した》などと書かれているが、それは、去年のFitbit Charge 4発売時からずっとそう書かれており、今回の【Suica対応】を受けた表現ではない。
この3色のうち、今回、ブラックモデルのみが、Suica対応版として発売になったのだ。
しかし、【Suica対応じゃない】Fitbit Charge 4ブラックモデルも、相変わらず市場には出回っているので、非常に紛らわしい。
amazonでは、【Suica対応じゃない】Fitbit Charge 4のバリエーション3色のうち…。
Fitbit Charge4 GPS搭載フィットネストラッカー Black/Black L/Sサイズ [日本正規品] FB417BKBK-FRCJK
この「ブラック」のみが品切れになってしまっている。
その見た目は、新モデルと全く相違ないため、間違えて買ってしまった人がいるのではないかと、心配だ。
楽天市場では、現在も旧モデルが絶賛販売中。試しに、《Fitbit Charge 4》と検索してみると…。
Fitbit Charge 4
ずらっと出てくるこれらのFitbit Charge 4は、全て【Suica対応じゃない】ので、注意が必要だ。
これから【Suica対応】Fitbit Charge 4を購入しようと思っている人は、トラップに引っかからないように、十分注意して欲しい。
今年の1月、この商品が発表された時、僕は、Fitbit社の販売姿勢に疑問を持った。
いったいなぜ、こんな紛らわしい販売方法をするのだろう、と。
既存のFitbit Charge 4が、アップデートでSuica対応するならともかく、それができないのだから、別名で発売するべきだ、と思った。
Fitbit Charge 5とか、Fitbit Charge 4Sにしてくれよ、と思った。
しかし今回、Fitbit社のWebサイトを眺めていたら、同社の意図がわかってきた。
ワールドワイドに展開する同社にとって、今回のSuica対応は、あくまで《日本独自のローカル対応》であり、新機種という位置づけではないのだ。
だから、同社のWebサイトにおいても、Suica対応は大きくPRされておらず、注釈レベルにとどまっている。
今後、例えばFitbit Charge 5のような新機種が出る際は、標準機能として、Suica搭載をプッシュするのだろう。
しかし今回は、既存のFitbit Charge 4にSuica機能をプラスしただけであり、それは、日本以外の国では全く無意味な仕様変更となる。
だから、ブラックモデルのみの変更なのだろうし、Webサイトでも大きく表現していないのだと思う。
ただ、そんな裏事情は、消費者にとって関係ない。
紛らわしさや混乱を生じさせるだけだ。
僕は、旧モデルである【Suica対応じゃない】【アップデートもできない】Fitbit Charge 4を使っているだけに、尚更どうにも、モヤモヤ感が残る。
なんだかなぁ…。