待ち侘びていたブツは、海を越えてやってきた。
僕にとって、初めてのeBay利用だ。
スマートフォンの黎明期、まだiPhoneさえもなかった時代に、僕は海外からスマホを輸入しまくった。
しかし、その時でさえ、eBayは利用しなかった。
電子機器の中古品を購入する場合は、商品の《見極め》が非常に重要となる。いざ動かなくなっても、保証は全くないからだ。
しかも、eBayはオークションサービスなので、駆け引きも必要*1
僕は、日本国内のサービスであるヤフオク利用時でさえ、商品の見極めと駆け引きに失敗することが多い。
そう考えると、やっぱり、eBay利用には二の足を踏んでしまう。
注文した商品が、たとえ無事に届いたとしても、問題が発生していた場合、英語で交渉しなければならず、それが僕にとっては大きな壁となった。
ということで、当時は利用しなかったのだけれど、今回僕は、2つの理由で「初eBay」にチャレンジしてみることにした。
それは…。
- 日本国内では、入手困難な商品であること
- 以前より、英語が読めるようになった(気がする)こと
だ。
たとえ落札できたにしても、海外からの個人輸入となるから、不安はとても大きかった。
が、何ごともチャレンジしてみなければ始まらない。
四十…いや、五十の手習い*2に挑もう。
と、まぁ、それほど大袈裟なことではあるまいが、僕は、そう決断して、eBayのサイトに挑んだ。
入札のコツがわかっていなかったこともあり、初回は《競り負け》してしまったが、その轍を生かして、2回目のチャレンジでゲット!
その後は、意外なほどスムーズに手続きが進んだ。
流石はグローバルサービスだけあって、落札後のフォローについても実にわかりやすかった。
こういったページをよく読むと、保証についてもしっかりしている。
僕は「なんだ、eBay楽勝じゃないか」とまで思ったほどだ。
しかし、出品者からの商品発送後、追跡情報がとれなくなり、僕の心は揺れ始める。
僕は、毎日のように配送状況のステータスを眺め、変わらない状況に不安を募らせていく。
なんだかんだで、待つこと2週間。
僕の不安は、杞憂に終わった。
しばらくの間
Shipped from the Global Shipping Center to International Destination
で止まっていたステータスが、日本国内に到着したことを受け、
In Transit with Destination Carrier
に変わり、そして…。
Customs Cleared(税関通過)
となった。
やった!ついに届くぞ。
おまけに、日本の配送業者は「yamato」となっている。
ヤマト運輸ならば安心できるし、一番融通が利く。最高じゃないか。
そう思いながらワクワクしていたら、その翌日、あっという間に配送されてきた。流石ヤマトだ。
ということで、僕は、先週末に、待望のブツをゲットすることができた。休日だったので、すぐに開封して弄ぶこともできる。最高。
しかし、まだ終わりじゃない。
オークション品、そして、海外からの輸入ということを考えると、「ちゃんと起動するか」「正常に動作するか」という点が、非常に重要。
今回、eBayの出品時に掲載されていた商品写真には、起動後のものがなかったため、尚更気がかりだった。
ということで、大きな期待と若干の不安を感じながら、僕は、eBayの箱を開いた。