電子機器の大敵は、なんといっても「落下」だ。
例えば、手帳などの紙媒体であれば、落下させたとしても、大きなダメージになることは稀。
紙は水に弱いため、雨の日の屋外などで落下させるとつらいが、逆に言えば、そういったシチュエーションを除けば、落下後も日常的に利用継続できる。
しかし、電子機器は、そうはいかない。
カバーやケースなどで覆って、一見外傷がないように見えても、落下の衝撃により、内部の回路に影響が出て動かなくなる場合もある。
僕はこれまで、さまざまな電子機器を落下させ、痛い目にあってきたことを思い出す。
このブログも13周年を迎えたことだし、記念も兼ねて(?)そんな機器たちの落下史を振り返ってみよう。
2006年
W-ZERO3。
あぁ、今は懐かしき、スマートフォンの先駆け、W-ZERO3から、僕の電子機器落下史(?)はスタートした。
僕は、これ以前にも、りなざう(Linux Zaurus)などの機器を使っていたが、ブログに残していないので、たぶん…落下させてはいないと思う。
2007年
iPod touch。
この年、2007年は、iPhoneが登場した年だが、日本にはまだ上陸していない。しかし、iPod touchは大きく普及していた。
そして僕は、これもしっかりと落下試験をさせている。
翌2008年、iPhone 3Gで日本で発売された時、「iPod touchに電話機能がついた!」などと紹介されていたことも懐かしい思い出だ。
2008年(この年は酷い…orz)
X-02HT。
この時代の僕は、まだ若くて、毎晩酒に溺れていた。ランニングも始めておらず、週末は競馬三昧。今となっては考えられないような自堕落さ。
飲み過ぎて意識を失い、端末を落下させていたことにさえ気がつかずに爆睡。いやはや、我ながら情けない思い出だ。
HTC S11HT (愛称:EMONSTER イーモンスター)
屋外で落下させてしまったのは、おそらくこの時が初めて。アスファルトの上での落下は、室内とは比べものにならないほどダメージが大きい。
だから僕は、本当に驚いたことを思い出す。
この時の教訓は、「機器にケースを装着していても、安心できない」ということ。何かの弾みで、ケースから外れて落ちてしまう場合もあるからだ。
もちろん、本体を完全に覆うカバータイプを使えば、外れることはないだろうけれど、そうなると、今度は操作性をスポイルしてしまうことになるので、なかなか僕は踏み切れなかった。
傷ついたMONSTER。
激しい音をさせて落下させてしまった割に、液晶に傷がつかなかったのは、せめてもの幸いだった。
この時代は、僕がモバイルに最も嵌まりこんでいた時期。
X-02HTやEMONSTERとともに、いや、それ以上に愛していたのは、HTC Universalと呼ばれる端末群だった。
クラムシェルの独特な筐体と、何より秀抜なキーボードに、僕はメロメロだったのだ。
この後、BlackBerryに出会うまで、僕はこの端末を超えるキーボードなんてないんじゃないかと思った。
この端末は、各社にOEM提供されていたので、さまざまなブランドがあったのだけれど、僕はそれを買いあさったことも思い出す。
挙げ句の果ては…。
端末ミルフィーユ状態w
しかし、こんなにまで惚れ込んでいた端末でも、やっぱり落下の運命からは逃れられなかった。
Universal JASJARの落下。しかも1日2回orz
液晶部分がこのように曲がるのは、この端末の「仕様」ではあるのだけれど、それを理解していてもなお、僕は大いに焦ったことを思い出す。
2009年
BlackBerry Bold 9000。
その後、僕の人生において欠かせないものになっていくBlackBerry。
Bold初代となる9900は、いったん発売延期の待ちぼうけがあり、念願のゲットとなった端末だから、大切に愛でるつもりだった。
それなのに、購入3日目にして落下させているのだから、自分のバカさ加減に呆れる。そして、本当にショックだった。
この年は、意外なモノも落下させている。
「TUMI」のブランドのモバイルバッテリー。
これは電子機器じゃないだろうと言われそうだけれど、僕の大事なガジェットたちのサポートグッズであるから、広義の意味で、電子機器と言っていいと思う。
普通のバッテリーを落としたぐらいでは、たいした問題ではないのだけれど、なんたってこれは、「TUMI」ブランド。
当時、僕はTUMIのバッグなども好きだったので、その勢いで購入してしまったのだ。
単なるモバイルバッテリなのに、「TUMI」の4文字が印字されただけで、無駄に値段が高かったことを思い出す。
そんなバッテリだったから、落下の影響により、動作しなくなってしまったのは、本当に哀しかった。
…と。
モバイル端末に嵌まってからの4年間で、僕は次々と落下試験を繰り返している。
何度も痛い目に遭っているのだから、少しは学べよ!と思うのだけれど、懲りない。
だから、この「電子機器」落下ヒストリーは、2010年代に入っても続いていく。
いや、単なる継続ではなく、むしろ、そのダメージはさらに…。
(以下、続く。)