シニアランナーにターゲットを向けた今月号の「ランナーズ」。
それに対して、ライバル誌の「ランニングマガジンクリール」は、ウルトラランナーを狙って(?)きた。
ランニングマガジンクリール 2017年 06 月号
ウルトラの季節。
サブ特集ではあるけれど、流石はクリール。
「ウルトラマラソン攻略のすべて」とのタイトルは大げさじゃなく、実に読みごたえのある内容になっていた。
フルマラソンシーズンは、今月中旬のかすみがうらや長野あたりが最終という人が多いと思うのだけれど、ウルトラは、これからが山場。
5月、6月は、石垣島、野辺山、柴又、奥武蔵、いわて銀河、隠岐の島、飛騨高山…とウルトラ人気大会が目白押し。
そして、何と言っても…。
6月下旬には、サロマ湖100kmウルトラマラソンが控えているのだ。
僕は、ここ5年連続出場(&完走)中で、サロマンブルーに向けて、今年からが折り返し。去年は、雨と寒さに苦しんだので、悔いのないようレースに臨みたいと思っている。
まだまだ先だと思っていたのだけれど、もう2ヶ月を切っているから、今が一番の頑張りどきだ。
だから、今回の、クリールの特集は、本当に励みになった。
カラーページでは、目標タイムの設定方法、レースでのペース設定、オススメのウェア・ギアが紹介されていた。
シューズやソックスなどのアイテムも気になったが、個人的に、一番響いたのは、ウエアの記事。
つらつらと読んでいたら、以下の文章が胸に刺さった。
大会当日が冷たい雨の場合は、防水手袋や身体を冷やさないようウエアを重ねるなど、少しやり過ぎと思えるくらいの準備で低体温症などを防止しましょう。
去年のサロマを思い出す。
僕は、あの冷たい雨が降る中、ウインドブレーカーも手袋もなしで臨んだんだよなぁ…。
だから、本当に、つらくて、苦しいレースになってしまった。
今年は、その轍を踏まないように、万全の対策をとって臨まなければ…と思った。
なんとなく、今年のサロマは暑くなるんじゃないかと思っているけれど、去年と同じような天候になる可能性だって捨てきれない。
と、言うことで…。
THE NORTH FACE ストライクトレイルフーディ
クリールの記事内で紹介されている、このウェアが気になった。
小さく折りたためてポケットに入るようなので、買っておこうかなぁ。(少し高いけれど。)
ウルトラの特集記事は、二部構成となっていて…。
モノクロのページでは、1ヶ月前からのコンディショニング&トレーニングや直前レース対策、レース中の補給対策が紹介されていた。
さらに。
ランナーたちの体験談も満載。
サロマ湖100kmマラソン2ヶ月前に、大きな刺激をもらえる内容になっていた。
サロマに限らず、これからウルトラマラソンを目指すランナーにとっては、必読と言える、渾身の特集だ。
もちろん、メイン特集「理想のフォームを手に入れよう!」も充実の内容。
僕は、フォームが悪いと指摘されることが多いのだけれど、「もう、身についてしまったし、それでとりあえず走ってきたのだから…」と諦めていた。
ただ、最近レースの後半で足が上がらなくなっているのは、フォームの問題もあるような気がして、機会があれば矯正しようかと思い始めていた。
だから、今回の特集は非常に興味深かった。
理想のフォーム内容は、記事内の写真でも細かく紹介されているが、さらに、バーコードをスマホで読み取れば、YouTube動画でも確認できる。
いやはや、便利な時代になったものだなぁと思う。
フォーム特集は、オールカラー、動画リンクつき16ページにも及ぶ渾身の内容になっている。
来たるべきサロマに向けて、フォームも重要な要素であることは間違いないので、ウルトラ特集ともども、さらに十分読み込んでいきたい。
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