時は先週に遡る。
10月30日、いきなりこのブログのアクセス数が爆増した。
いつもは1日500PV前後で推移しているのに、夕方の時点で3,000を超過。
アクセス数は、普段、はてなの運用画面で軽くチェックしている程度なので、その原因については、よく調べなかった。
一時的に何かの記事がバズったのかなぁなどと、軽く考えていたのである。
しかし…。
翌31日になってもアクセスの集中はおさまることはなかった。
それどころか、さらに勢いを増していた。
慌てて僕は、Google Analytics 4(GA4)で詳細を確認してみて、驚愕。
なんと、深夜3時台だというのに、30分間で200アクセスも発生しているではないか。
これはどう考えても異常だ。
その現象を裏付けるかのように、それ以降、GA4からアラームが何通も届いた。
30日のアクセス数は、5,179!
31日に至っては、なんと7,180!!
という、僕のブログとしては過去最高のアクセス数を記録。
それにつれてユーザー数も爆増している。
本当であれば喜ぶべきところなのだけれど、これは大きな罠だった。
この2日間でアクセスしてきたユーザーのほとんどが、中国とシンガポールだったからだ。
アクティブユーザーを市区町村別にみると、Lanzhou(中国/蘭州)が最も多く、なんと9,859もある。
シンガポールも7,000近くあり、以下、上海、武漢と続いて、ようやく日本の大阪が出てくる状況。
アクティブユーザーの使用言語は、9割以上が英語となっており、これも異常。
僕のブログは全て日本語で書かれているから、理解できる筈がないのだ。
しかも、特定の記事がバズっているわけではなく、過去の記事にまんべんなくアクセスされているようなので、これもおかしい。
いったいこれはなんなんだ。
僕にはわけがわからなかったので、この状況をChatGPTに提示して、分析してもらうと、あっけなく結論が出た。
「シンガポール」「中国(特に蘭州など地方都市)」からの大量アクセスは、スパムやクローラ(bot)による異常アクセスの可能性が極めて高いです。
その他、トラフィックの詳細などを含めたGA4データも提供し、詳しく分析してもらったところ、botの仕業であることが確定した。
ChatGPTによると、実害はないとのことなので、放置でOKということらしい。
ただ、アクセス数にこういうノイズが入ると、傾向や反響がわかりにくくなって困る。
GA4には、botアクセスの除外機能もあるようなので、こういった傾向が今後も続くようなら、対策を考えないといけないなぁ…。
などと思いながら週末を迎えると、なんということはない、アクセス数はすっかり通常モードに戻っていた。
僕は、ホッとすると同時に、なんだか《祭りのあと》みたいな寂しさも感じてしまった。
人間の心理というのは、なかなかどうして複雑だw








