気がつけば、ブログを書いた日数が「5555日」に達していた。
僕がブログを書き始めたのは、2004年の11月20日。
「はてなダイアリー」で12年。「はてなブログ」に移行して3年半弱。入院や冠婚葬祭に関わる時期を除けば、ほぼ毎日、僕は、ブログを書き続けてきた。
内容がアレだから、自慢できるものではないけれど、個人的には感慨深いものがある。
僕は、基本的に、面倒くさがり屋でズボラな人間だからだ。
僕は、《下書き》や《書き溜め》ができないタチなのだけれど、そんな僕でも、なぜ、ブログをこんなに書き続けることができたのだろう?
自分でもよくわからないが、少し考えてみたら、僕なりに【こだわり】を持っていたことが、継続のコツ(?)になっていたように思える。
ということで、今日は、それを備忘録として書き残しておこうと思う。
- 自分なりのテーマを持つ
- 写真を撮る!撮りまくる!!
- ブログを書く「時間帯」を固定しておく
- 情報ソースを多角的に持つ
- 「旬」の話題を優先する
- 事故や失敗は《いいブログネタができた!》と考える
- 過去に書いたエントリーを再活用する
- 「記念日」を沢山用意しておく
- ひとつのエントリーで(ひとまず)完結させる
- とりあえず書きはじめてみてから考える
- まとめ?
自分なりのテーマを持つ
個人的には、これが一番重要かと思っている。《雑記》的に、何でもネタにする、というのは、簡単そうに見えて、意外に難しい。
僕も、昔は、いろんなニュースを見ながら、なんでもかんでもネタにしていた時代があった。
しかし、興味がないことに突っ込んでいると、《書き飛ばし感》が強くなるし、書いていても面白くなくて、飽きる。
しかし、自分なりのテーマを固定してからは、それが楽になった。ニュースなどを見ていても、「これ、ブログのネタにできそうだな」という視点で見えてくるし、自分の得意(?)分野だと、ネタも広げやすいからだ。
旧ブログの時代は、【競馬】が大きな柱だった。
競馬のように、毎週レースが行われるようなものは、常に新しいニュースがあるから、ブログネタに向いていて、そればかり書いていた時代もある。
ただ、今の僕は、競馬から足を洗った(?)ため、全く書いていない。
今、僕のブログの大きな柱は、タイトル通り、【餃子】【ランニング】【電子機器】ネタだ。
そして時々、大好きな映画やSFの話なども書いている。
SEO的には、テーマをひとつに絞った方が良いらしいのだけれど、それで毎日継続できるのは、相当なプロ。
僕は、趣味で気楽に「書きたいことを書く」だけなので、SEOなんかどうでもいいし、複数のテーマがあれば、その《合わせ技》的エントリーも書けるので、便利。
写真を撮る!撮りまくる!!
イベントなどではもちろんのこと、日常のちょっとしたことでも、自分の《テーマ》に合うことに出会ったら、とりあえず写真を撮っておく。
僕の場合、すぐには使えなくても、あとで、「そう言えば、写真を撮っていたなぁ」と思うことが多い。また、撮った写真を眺めているうちに、ネタが浮かぶこともあるから一石二鳥だ。
紙焼き写真の時代は、基本的に現像が必要なため、撮ってもすぐには確認できなかった*1し、フィルム代や現像代を考えると、ある程度撮影対象を《絞って》撮る必要があった。
しかし今は、デジタル時代。どんなに撮りまくっても、ほぼコストはかからないし、ブログへの転用も簡単。
写真さえあれば、そこにちょっとしたコメントを付与するだけでも、ブログネタになる。これを使わない手はない。
ブログを書く「時間帯」を固定しておく
僕は、無駄に早起きだ。
どんなに遅く寝ても、起きる時間は、朝4時台だったりするため、一年中、不眠症気味だといってもいい。
ただ、そんな体質ゆえに(?)メリットもある。出勤前の時間がそれなりにあるため、そこを《ブログを書く時間》として設定しているのだ。
平日は、「起きる→ブログを書く→ランニングに行く→出勤する」というスタイルで一定。
ブログを書き終える時間に合わせて、ランの距離を調整し、出勤時間に合わせる、というパターン。
あるいは、今日は絶対に○km走りたい!と思えば、その時間から逆残して、なんとかブログを書き終える。
僕の場合は、「朝ブログ、朝ラン」派だが、夜型の人は、それを夜に移行すればいい。
いずれにしても、《ブログを書く時間帯を固定しておく》というのがポイントだと思う。
情報ソースを多角的に持つ
毎日ブログを書くためには、「情報」が重要。
自分なりのテーマにあった情報を収集するために、情報ソースは多ければ多いほどいいと思っている。
僕の場合は、Twitterとfacebookが大きな柱。
同じ趣味を持っている人をフォローしていると、自然に情報が集まってくる。また、友人やフォロワーの方々とのやりとりの中で、ブログネタのヒントが浮かんでくることもある。
ニュースソースとしては、月並みだけれど、SmartNewsが、やっぱり便利。
電車の中など、細切れ時間でチェックできるし、情報更新も早い。デフォルトで使うのではなく、自分のテーマにあったものをカスタマイズして表示させておくのがポイント。
僕の場合、電子機器(モバイル、ガジェット等)関係の情報は、ここから得ることが多い。
「旬」の話題を優先する
ブログのネタは《鮮度》が命。
世間を騒がすような「旬」の話題で、自分のテーマにあったものがあれば、色々考えずに、その時の思いを書き始めてしまうのがポイント。
僕の場合で言うと、例えばこんなエントリーだ。
こういったネタは、当日のみの限定勝負で、あとからこんなことを書いても、全く意味がなくなってしまう。
こういったことは、「旬」な時にパパッとに書いておかないと、結局《書き時》を逃してしまう。
情報不足で、あまり掘り下げられなくても、「速報」という価値があるし、もしも、その後色々な情報が明らかになってきたら、「続報」を書くこともできる。
認識が誤っていたら、それをエントリーとして書くこともできるので、ブログのネタとしてはいいことづくめだw
事故や失敗は《いいブログネタができた!》と考える
人間、生きていると、いろいろと事故や失敗に遭遇することも多い。
ランニングで言えば、怪我をすることは多々あるし、電子機器であれば、故障することも多い。
僕はそのたびにちょっと落ち込むのだけれど、ブログを書いていれば、その経験を有効に活用することができる。
これは単に、ブログネタになるということだけがメリットではない。いつでもそれを振り返ることができるのが、大きなポイントだ。
残しておくだけなら「日記」でもいいんじゃないかと思われるかもしれないが、日記とブログはその主旨が違う。
日記の場合はプライベートなものなので、感情が入って、冷静に書けない場合も多い。
しかし、ブログは《公開》するものだから、客観的に、事故や失敗の情報を書き残しておく必要がある。
それは、再発防止に有効だし、同様のトラブルに遭遇した際、僕は何度も、自分が書いたエントリーに救われた。
過去に書いたエントリーを再活用する
ある程度ブログを書き続けていると、そのぶん、エントリーは溜まっていく。
それを時々眺めていると、「この情報は変わっているなぁ」とか、「今ならこう書くなぁ」ということを思いつく場合がある。
その場合、それをあらたな気分で書き直してみると、案外、簡単に書けたりする。
ただ、僕はこれを躊躇っていた時期もあった。
「以前と同じようなことを書くのはちょっと…。」「マンネリに思われるのもイヤだし…。」と思っていたのだ。
しかし、それは大きな誤解だった。
僕のブログの場合で言うと、アクセス数の9割以上は《その場限りのユーザー》の方だから、僕が以前書いたエントリーなど、誰も気にしていないからだ。
そんなことを思っていたら、つい最近、勝間和代さんが、このような意見を発信されていて、 思わず膝を打った。
チャンネル登録者数が10万人もいる、勝間さんほどのメジャーな人が仰るのだから、僕の場合など、全く問題ないということだろう。
ということで、今後も、堂々と同じようなことを書き続けていくことにしようw
「記念日」を沢山用意しておく
《記念日》は、その日1日限りの重要なイベント。
だから僕は、記念日にからめたエントリーを見逃さないようにしている。
人によって、記念日はさまざまあるだろうけれど、誕生日や結婚記念日などのメジャーな(?)記念日でなくてもいい。
僕の場合は、ブログ開設記念日や、ランニングを始めた日、初めてマラソンで完走した日、餃界の○○イベントに参加した日…など、さまざまな記念日をストックしている。
そういった記念日、年月を意識しておくことで、「あれから○○年」というエントリーが書けるからだ。
例えば、こんなエントリー。
だから何なんだ、と言われそうだけれど、「10年」というところに大きな意味があり、
ブログとして残しておく価値もあると思っている。
ひとつのエントリーで(ひとまず)完結させる
エントリーを書いていると、書きたいことが多すぎて、(その1)(その2)…などと続けてしまいたくなる時がある。
まぁ、それもブログを継続するための有効な方法ではあるし、僕も以前はそうだった。
ただ、この方法には、ちょっと善し悪しがある。
ひとたび(その1)(その2)…のパターンで書き始めてしまうと、それが完結するまでの期間は、旬の話題があっても、書きにくくなってしまうからだ。
また、最初は楽しく書き始めていても、翌日になると気分が変わって、「どうにも書く気がしなくなってきた」という場合、尻切れトンボになってしまう。(実際、僕もそれで挫折したパターンも多々ある。)
だから、可能な限り僕は、無理矢理でも、同じタイトルのエントリーは1つだけ、ということに決め、それでかなり気分が楽になった。
もちろん、書き終わらない場合もあるが、その場合でもいったんはオチをつけるか、あるいは思わせぶりに引っ張って、(以下、続くw)というパターンで書くようにしている。
そうすると、次のエントリーを書くまでの間に、他の《旬な》ネタも放り込んだりできるので、便利だ。
とりあえず書きはじめてみてから考える
15年間の間には、どうしてもネタが浮かばないこともあった。書きたくない気分の時もあった。
たかがブログなのだから、「休めばいい」だけのことなのだけれど、僕は、基本的に休まなかった。
そういった時、どうしたかというと、何でもいいから数行でも書いてみる、ということをするのだ。
自分のテーマで言えば、先週○km走りました、先日○○を使いました、など、「今更感」いっぱいのネタでいい。
それさえも見つからなければ、過去のニュースに突っ込んでみるのでもいい。
書き始めているうちに、そう言えば「このネタを繋げられるなぁ」と思うことも出てくるからだ。
まとめ?
ということで、一応「ブログエントリー5555日記念企画?」として、10のTIPSを紹介させていただいた。
ただ、これらはあくまで、僕的な考え方に過ぎず、TIPSなどとは呼べないかもしれない。
僕は、単に毎日ダラダラと毎日書き続けているだけで、【質】が伴っていないから、無意味だと思われるかもしれない。
ただ、「ブログを毎日書きたいけど、書けない!」という人のために、何らかの参考になれば嬉しい。
*1:ポラロイドカメラというものもあったが、1枚当たりのコストが莫大なので、現実的ではない。