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トム・クルーズのノリノリっぷりがたまらない「バリー・シール アメリカをはめた男」

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先週末、台風直撃の日曜日。

午後は激しい雨になってきたので、少しだけ外出を躊躇した*1けれど、やっぱり出かけることにした。

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この映画を見るためだ。

未だ座骨神経痛に悩まされている僕にとって、2時間近く身動きできなくなる劇場映画鑑賞は、身体に良くない。

それもわかっていたけれど、前から楽しみにしていた映画だったし、席もネット予約済みだったので、やっぱり諦めきれなかった。

そして…見に行って良かった。最高に楽しい映画だったからだ。

ただ、それが、事前の予想通りの楽しさだったかというと、実はちょっと違う。

僕は、そのストーリーについて、少し誤解していた。

この映画、「バリー・シール」には、「アメリカをはめた男」という、派手なサブタイトルがついていて…。

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 概ね、こんな感じで宣伝されている。

これだけ見ると、トム・クルーズ演じるバリー・シールという男は、騙し術や金儲けの天才、無敵の超人のように思える。

だから僕は、「ミッション:インポッシブル」のイーサン・ハントと、イメージがかぶるのではないかと思っていたのである。

僕は、「ミッション:インポッシブル」シリーズに痺れまくっているほどの大ファンなので、それと同様の面白さを期待して、この映画に臨んだ。

しかし、それが大いなる誤解だった。

この映画は、同じトム・クルーズ主演でも、「ミッション:インポッシブル」とは全く方向性の異なる、むしろ真逆とでも言っていい映画だったからだ。

 この映画の舞台は、東西冷戦時代の1970年代から1980年代で、重たいテーマになりそうなシーンも描いているのだけれど、そんな雰囲気は微塵も感じられない。

トム・クルーズ演じるバリー・シールという男は、実在のパイロットで、その飛行技術に関しては、確かに天才だと思うが、それ以外についてはちょっと疑問も残る。

商才には長けているのだろうけれど、戦略的に行動しているわけではない(と思われる)ので、ミスもするし、ポカもする。戦闘力もない。

トントン拍子にじゃんじゃんお金は貯まっていくが、それはあくまで、行き当たりばったりに手を広げた《結果論》であるようにも見える。

だから、その点において、イーサン・ハントの完璧ぶりとは全く異なるし、アメリカを「はめた」男というサブタイトルにも違和感を感じるのだ。

しかし、それで、だからつまらなかったのか?と言われるとそうではなく、実に面白かった。

何より、トム・クルーズのノリノリっぷりが最高で、僕はそれに酔いしれながら、最高の2時間を過ごすことができた。

「トップガン」のトム・クルーズだけに、飛行シーンはやっぱり文句なし。

パイロット役としては適任中の適任だし、トム自身も、実に楽しく演じていることが、スクリーンを通じて伝わってくる。

「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」と違って、劇場の大スクリーンでこそ!というような映画ではないが、ロードショーの値段分は、十分楽しめる映画だと思う。

オススメ。

パンフレットも購入。

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これは、実話に基づいた映画ということだったが、僕は、バリー・シールという人物について、全く知らなかった。

そういったときに、パンフレットは非常に役に立つ。

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ストーリーの詳細に加え、裏話なども満載で実に興味深く読んだ。

「そうか、こういうことだったのか!」と思うことも色々あったので、メディア化されたら、もう一度じっくり見てみたいと思う。

 

 

*1:投票は朝一番に済ませており、そのときは、まだそれほど降っていなかった。


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