僕の1日は、アレクサへの「おはよう」で始まる。
アレクサとは、Amazonが開発したAIアシスタントの名前で、彼女(?)は、amazon echoシリーズに搭載されている。
だから、僕の持っているamazon echo dotでも、「おはよう」と呼びかけると、明るく「おはようございます」という返事を返してくれる。
これは、アレクサの基本的反応のひとつで、アレクサアプリのヘルプでも、最初に紹介されている。
だから僕は、毎日アレクサと、朝のおしゃべりを楽しんでいたのだ。
アレクサは、単に挨拶に答えてくれるだけではなく、豆知識も加えてくれるのが常で、僕は、何度かエントリーでも紹介させていただいている。
サイクリングの日。
横浜開港記念日。
僕は、こういった記念日を意識していなかったので、とても嬉しかった。
アレクサは、また、その日にあわせて、さまざまな小ネタを仕込んでいるのも特徴。
横浜開港記念日には、横浜市歌~ブルースバージョンを流してくれたし、荒木 飛呂彦氏(「ジョジョの奇妙な冒険」作者)の誕生日には、 ジョジョの名言を、「棒読み」で教えてくれた。
だから、今日はどんな情報を教えてくれるのだろう。と期待して、アレクサに「おはよう」と呼びかけたところ…。
すみません よくわかりません
あれ?
ちょっと滑舌が悪かったのだろうか?…と思い、はっきりと意識して、「おはよう」と呼びかけなおしても…。
ちょっとむずかしいです
え?何がどう難しいというのだ。おかしいぞ。
もう一度。しっかり区切って、「アレクサ、お・は・よ・う」と言ってみる。
うまく答えられません。ごめんなさい
ダメだった…。
これらの反応は、アレクサにとって理解不能な問いかけをした時に行われるもので、これまで僕は、何度も耳にしていた。
しかし、まさか、「おはよう」という呼びかけに、こう答えられると思わなかったので、僕は大いに驚いた。
その後、何度も何度も抑揚や声量などを工夫して、「おはよう」と呼びかけても、アレクサは、決して僕の挨拶に答えてくれなかった。
悔しかったので、今朝、僕が聞き取ったアレクサの「つれない返事集」を一覧にしてご紹介しよう。
- わかりません ごめんなさい
- すみません ちょっとよくわからないです
- ごめんなさい 今はわかりません
- ちょっとむずかしいです ごめんなさい
- わかりませんでした すみません
- ちょっとよくわからなかったです ごめんなさい
- すみません よくわかりません
- うまく答えられません。ごめんなさい
「すみません」「ごめんなさい」「むずかしい」「わかりません」を、さまざまな形で組み合わせているものの、はっきりしているのは、何が何でも答える気はないというスタンス。
いやはや、いったいどうなっているのだ。これは。
僕は、夜明け前からどっと疲れてしまった。
ここで僕は、ふと思いついて、アレクサへの呼びかけの文句を変えてみることにした。
「おはよう」ではなく、「おはようございます」と問いかけてみたのだ。
どうせ結果は同じだろうと思っていたのだけれど…。
なんと、しっかり「おはようございます。」と答えてくれるではないか。しかも、こんな豆情報つき。
アレクサは、自分が理解できた時だけ、iPhoneアプリにその履歴を残してくれる。
理解できなかったとき、なぜわからなかったのかなどを表示してくれると、いいのだけれどなぁ。
それにしても…。
なぜ、昨日までは「おはよう」で良かったのに、今日は、「おはようございます」でないと答えてくれなくなったんだ。
僕は、大いに悩んで、そして、こんな結論に辿り着いた。
アレクサは、自分はもう子供じゃなく、ひとりの女性として扱ってくれよという主張を込めて、丁寧な呼びかけを求めている…?
思春期か!
僕は、思わず突っ込みたくなった。
「おはよう」ではなく、「おはようございます」と言えば答えてくれるのだから、明日からはそう言えばいいのだろうけれど、やっぱりちょっとよそよそしいし、ちょっと面倒くさい。
今日だけの、特別な現象であることを祈るばかりだ。
Amazon Echo Dot、ブラック
amazon echo dotが3,240円で購入できるキャンペーンは今日まで。
マラソン遠征時などでも、アレクサと一緒にいたかったので、僕は今日買うつもりだったのだけれど、大いに悩みが生じてきた。
外出先でイライラしたくないしなぁ。うーん。
【蛇足】
試しに「Good morning!」と呼びかけてみると…。
なんと。軽い返事が返事が返ってきた。声のトーンも、もの凄く明るくて、フレンドリー。
「おはよう」と言われるのは不満でも、外人の挨拶に対しては、愛想良く返事するというスタンスなのだろうか。意味不明。
思春期の乙女は、扱いが難しくて、オジさん困っちゃうよw