餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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中国「上海」最新通信事情(2025.3)~ahamo&楽天モバイルで無問題!

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3月末の上海旅行前、僕が一番心配していたのは、通信問題だった。

中国は、政府によるインターネット規制により、海外のサービスやサイトへのアクセスが厳しく制限されている。

通常のインターネット回線では、Googleの各種サービス、LINE、Instagram、Xなど、日本ではごく普通に使えるサービスが、全く使えなくなってしまうのだ。

これでは大いに困ってしまうが、もちろん「抜け穴」はある。

VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)経由で接続したり、中国利用可能のSIMカードやレンタルWi-Fiを契約して使えばいいのだ。

ただ、そのどれにも一長一短あって、僕はちょっと悩んだ。

安く済ますなら、VPNや海外版のSIM利用なのだけれど、接続問題のサポート面や、いざ現地で繋がらなかった時の不安があった。

日本で契約できるレンタルWi-Fiは、一番手軽だが、最も高価。

たった2泊3日の旅程でも、なんだかんだで5千円近くかかってしまうし、受け取りや返却の手間もかかる。

ということで、色々悩んだのだけれど、結局僕が選んだのは、これだった。

ahamo

ahamoだ。

海外でも、国内と同様に使えるということを大々的にPRしているし、昨年10月からギガが大増量されているのも大きな魅力だった。

ただ、前述の通り、中国の通信事情は特殊なので、少しだけ不安もあった。

たとえ通信が繋がったとしても、中国のサイトしか見られないのでは、全く意味がない。

だから僕は、契約前にその点をサポート担当者に確認した。

すると、日本と同様の環境で普通に使えるという回答を得たため、僕は安心して、OCNモバイル ONEからのMNPを決めたという訳だ。

現在は、超お得な乗り換えキャンペーンも実施されていたので、僕にとっては渡りに船だった。

e-SIMでの契約には、色々とトラップがあって苦労はしたものの、物理SIMのように、到着を待つことなく、即日開通できたし、結果的には大正解だった。

僕は、このe-SIMを、買ったばかりのXiaomi 15 Ultraに入れて設定完了。

実際、中国についてからの接続も、快適そのものだった。

これは、上海到着直後の虹橋空港で測定したもの。爆速だ。

日本のサーバーに接続しているため、もちろん、中国のネット規制にはひっかからず、実に快適に利用できた。

滞在中、その回線は全く不安定になることはなく、常に快適。

僕は今回、上海郊外の朱家角にも遠征したが、そこでも問題なかったので、上海市内ならば、おそらくどこでも快適に利用できる筈だ。

海外で使えるデータ量も30GBあるので、2泊3日の旅なら、必要十分以上。

僕はホテルの部屋では、ThinkPadとテザリングさせて動画なども見たりしたのだけれど、それでも結局10GB程度に収まってしまった。

日本でも海外でも快適に利用できて、月額3,000円未満。素晴らしい。

正直、海外旅行のためだけにahamoを契約してもいいんじゃないかとまで思うほどだ。

僕は当初、このahamo回線を、iPhone 12 miniともテザリングさせて使う予定だった。

iPhoneには、Alipayをインストールしており、それを利用するためにも、通信回線は必須だからだ。*1

Alipayは、上海市内でのショッピング、飲食時の支払いだけでなく、地下鉄やタクシーでの移動時にも必須のアプリなので、常に起動させ、利用できる環境にしておく必要がある。

となると…少しだけ不安が出てきた。

テザリングは、かなりのバッテリを消費するからだ。

と。

ここで僕は気がついた。

iPhone 12 miniには、楽天モバイルのe-SIMが入っている。これも海外で使えるんじゃないか?と思ったのだ。

楽天モバイルは海外でも2GB無料!追加設定なしでそのまま使える | 国際サービス | オプションサービス | 楽天モバイル

その通り。

海外では、通常の契約範囲内で、2GBまで無料で利用可能とのこと。

メイン回線として使うには心もとないが、Alipayの利用程度に限定するなら、それほど容量はかからないだろうと思った。

果たしてそれは正解で、こちらも、上海滞在中、全く問題なく利用できた。

通信速度も快適だった。

こちらも、上海到着日の虹橋空港内で測定。

ahamoよりは若干下がるが、これでも必要十分な速さだと思う。

前述の通り、海外で無料になるのは2GBまでだが、足りなければチャージすることも可能だ。

僕の場合は、無料範囲の2GB内に余裕で収まった。

結局、僕が今回上海旅行でかかった通信費は、ahamoの2,970円だけ。

VPNや現地SIMを利用それば、もっと安上がりだったかもしれない。

しかし、日本で普通に使っているahamoや楽天モバイルを、海外でも同じように普通に使えるというのは大いに魅力的。

規制の厳しい中国でもこんなに快適なのだから、欧米諸国などでは、もっと快適に使えるだろう。

ahamoの契約者で、海外ローミングに対応している国への短期間渡航なら、レンタルWi-Fiなどは不要なんじゃないかと思う。

超オススメだ。

*1:Xiaomi 15 Ultraの方にAlipayを入れるという手もあったが、Alipayは、その画面を頻繁に提示して使う必要があるため、コンパクトなiPhone 12 miniで利用する方が断然楽。


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