先月半ば。
ニッポン列島は季節外れの暖気に包まれていた。
気象用語では、最高気温が25℃超えとなった日を「夏日」と呼ぶが、そんな「夏日」が全国各地で観測された。
東京の最高気温は23.8℃だったが、「ほぼ夏日」と言っても良い暑さだった。
僕は、なんで11月中旬に「夏日」なんだよ、と嘆いた記憶がある。
それからまだ3週間程度しか経っていないのに、季節はいきなり冬になった。
全国400地点以上で、今季一番の冷え込みとなったのだ。
東京の最低気温は2.5℃。
気象用語では、1日の最低気温が0℃を下回った日を「冬日」と呼ぶが、これはもう「ほぼ冬日」ではないか。
もう12月も半ばになろうというのだから、ほぼ冬日でもおかしくないのかもしれないが、今年はあまりにも唐突すぎる。
「ほぼ夏」から「ほぼ冬」まで、たった3週間程度しかないというのは、いくらなんでも理不尽すぎる。秋はどこ行ったんだよ。
責任者を呼べ、責任者を。
とりわけ、東京の冷え込みは異常事態。
なんと、平年よりも2週間早く「初氷」や「初霜」になったというのである。
正直に言うと、僕は「初氷」と「初霜」の違いもよくわかってないのだけれど、とにかく、異様に寒くなったということだけは、肌感でわかる。
そのせいか、昨日は僕の職場でも欠勤者が続出。
出勤している人たちでも、風邪気味の人が多かった。
人間の身体は、そんなに器用にできてない。季節の気まぐれに対応できない。
僕は今のところ大丈夫だけれど、この落差に負けないよう、十分留意して過ごしていこうと思っている。