今年3月。
僕は、長年こよなく愛し続けている、中島みゆきさんのコンサートを鑑賞した。
当時の思いは、セットリストとともに、このブログで詳しくご紹介させていただいた。
コンサートの感動と興奮は、今でも僕の心に残っているけれど、今、あらためてこのエントリーを読み返してみると、さらに激しい思いとなって押し寄せてきた。
それぐらい、このコンサートの内容は素晴らしかったのだ。
ディスク化されたら、もちろん購入するつもりだった為、僕はその発表・発売を待ちわびていたのだけれど、その前に、こんなサプライズが飛び込んできた。
ディスク化に先駆け、全国の映画館で《劇場版》が公開されるというのだ。
その件は、10月ぐらいからさりげなく発表されていたようだが、僕は不覚にも見逃していた。
しかし、先週末に、満を持して予告編が公開されたことで認知。
それを見た途端、痺れてしまった。
【12/27(金)全国公開】中島みゆきコンサート「歌会VOL.1」劇場版 予告編<中島みゆき4年ぶりの最新コンサートで披露した、魂を震わす圧巻の歌唱が大スクリーンに甦る>
たった1分あまりの動画なのだけれど、僕の心は大きく揺さぶられた。
僕は、実際のコンサートに参加しているのだけれど、それでも震撼。
生鑑賞時、僕は、かなり後方の席だったため、’みゆきさんの姿は、豆粒ぐらいにしか見えなかった。
望遠鏡を使って、時々表情の確認はできたけれど、その間は歌への没入感が薄れてしまうという難点があった。
しかし、今回は望遠鏡などなくても、どアップでみゆきさんの表情が堪能できる。
いやぁ、もう、最高じゃないか。
そんな劇場版と、実際のコンサートでは、大きな違いがひとつある。
劇場版では、トーク部分がカットされてしまうこと*1だ。
ある時は軽妙で楽しく、ある時は穏やかで優しい、みゆきさんのトークを聴けるのは、コンサートならではの醍醐味。
劇場版では、それがほぼ全てカットされてしまう(だろう)から、ちょっと残念。
ただ…逆の考え方もある。
トーク部分がなくなり、歌の部分だけが繋がるため、みゆきさんが繰り出す怒濤の歌声を、息つく間もなく堪能できるのだ。
前述のエントリーでレポートさせていただいた、圧巻の19曲がノーカットで上映。
はじめまして
歌うことが許されなければ
倶に
病院童
銀の龍の背に乗って
店の名はライフ
LADY JANE
愛だけを残せ
ミラージュ・ホテル
百九番目の除夜の鐘
紅い河
命のリレー
リトル・トーキョー
慕情
体温
ひまわり"SUNWARD"
心音
野ウサギのように
地上の星
こうやって曲名を並べただけでも、コンサート時の感動と興奮が甦ってくる。
しかも、その鑑賞条件は申し分ない。
ワイドスクリーンで、みゆきさんの表情を確認しながら、Dolby Systemの極上サウンドで楽しめるのが、劇場版の魅力。
これはもう、絶対に行かなければ。
年末の公開が楽しみだ。
*1:そう発表されているわけではないが、過去の劇場版や、ライブディスクでは、ほぼ全てカットされていたので、今回も確実。