友近は天才だ。
昨年は、モグライダー芝さんとタッグを組んで、【友近サスペンス劇場『外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人』】を公開。
1時間半にもわたって、ガチな昭和サスペンスドラマを再現し、大いに話題となったことは記憶に新しい。
そんな友近が、繰り出した《次の矢》は、まったく新しいスタイルのドラマだった。
なんと、《昭和2時間サスペンスの最後だけ》を切り取るという画期的な意欲作。
「崖」だ。

友近が演じる主人公は、フリーライターの黛京子(まゆずみ・きょうこ)。
そんな京子によって、崖に追い詰められた犯人が、その悲しくも身勝手な事件の背景を語り始め…というストーリーだ。
京子の独白で終わるエンディングまで、昭和のサスペンスドラマの魅力がたっぷり詰まっている。
すっかりご紹介が遅れてしまったが、僕は公開早々に見て驚愕し、その後、何度も見返しているほど、ハマっている。
たった8分程度の内容なので、未見の人は、とにかくまず見ていただきたい。
あまりのくだらなさに怒る人がいるかもしれないけれど…。
こんなくだらない内容を、 星野真里さんや小手伸也さんが【真剣に】演じているのが最高。
ダジャレの数々のみならず、凶器の隠し場所や、刑事へのとばっちり、「その調子よ」じゃないっての!…などなど、ツッコミどころは山ほどある。
しかし、そこでツッコむことがもう、友近の術中にハマっているのだ。
この「崖」は、全6話となっており、毎週月曜日公開予定。
第2話以降のラインナップも凄い。
・国重 洋一|前原瑞樹(第2話)
見習いシェフ。ささいな言い争いから同僚を…。
・小山 直純|内藤剛志(第3話)
“ドアに足を挟む”刑事あるあるを実現したいがために犯してしまった罪。
・田中 明美|内田 慈(第4話)
隣人への聞き込みを重ねるうち、主役への欲求が暴走し…。
・吉田 正三|平埜生成(第5話)
狭い部屋での恋人との生活に限界が来てしまう若者。
・海野 淳一郎|船越英一郎(第6話)
多くの犯人を“崖”で自供に追い込んできた刑事。だが、その崖が――。
どれもこれも魅力的だが、絶対に見逃せないのが最終第6話。
なんと、2時間サスペンスドラマの帝王である船越英一郎が登場し、崖に追い詰められる?というのだから、想像しただけでワクワクする。
こんな素晴らしい「友近劇場」を、無料で堪能できるというのだから、いやはや、いい時代になったものだ。
まずは、明日公開予定の第2話を楽しみに待ちたい。
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