今日の東京地方は、夜明け前から雨が降っていた。
こういった天気の日に、街なかを走る場合、僕がいつも気になっているのは、装備の問題。
ランナーによって、いろんな考え方があると思うのだけれど、概ね、以下のパターンに分かれると思う。
(1)いつも通りの服装で走る
(2)レインコートを着て走る
(3)簡易なビニールをまとって走る
僕が観察している中で、意外にも一番多いのが、(1)の「いつも通りの服装で走る」パターン。
こういった人たちは、きっと…。
「雨の中を走るんやから、濡れてこそナンボやんけ!」
という、勇者の方たちなのだろう。(なんで関西弁^^;)
この時期の雨は、濡れると気持ちがいいから、その気持ちもわかるのだけれど、僕の場合、それが出来ない理由がある。
ランニングの際、僕のお供となるiPhone SEは、非防水スマホなので、ずぶ濡れになると壊れてしまうからだ。
昨年の北海道マラソンでは、レース中に、水をかぶりまくったため、浸水して壊れてしまった。
これは自業自得だから仕方がないのだけれど、そんな失敗を繰り返したくない。
ということで、僕の選択肢としては、(2)か(3)になる。
僕が、街なかで見かけるパターンとしては、(2)のレインコートはあっても、(3)のビニールパターンは皆無。
しかし、僕は、いつでも必ず(3)なので、今日もこんなスタイルで走った。
この装備は、45Lの透明なゴミ袋(ポリ袋)を切って作ったもの。
首と手の部分を切り取るだけなので、不器用な僕でも簡単に作成できるし、コスパ的にも申し分ない。
途中で晴れたら、簡単に捨てることができるのもいい。
それなのに、なぜ、このスタイルで走っている人を見かけないのだろう。不思議だ。
いざレースとなると、これが「ガラッ」と変わって、ゴミ袋スタイルの人が大量に出現する。
透明なものだけじゃなく、表面にデカデカと《ゴミ袋》という文字が書かれているモノを着ている人もいる。
それなのに、なぜ、みんな、街なかでは着ないのだろう…?
と。
ここで僕はハタと思った。
もしかすると…。このスタイルは、ランナー以外の一般人から見ると、これは怪しく見えてしまうのだろうか?と。
例えば、子供連れの親子では、以下のような会話がなされているのかもしれない。
「ねぇねぇ、ママぁ。あのオジちゃん、変なカッコで走ってるよ」
「こらっ。指さしちゃダメよ。目をそらしなさい。」
女子高生たちは、このように話しているかもしれない。
「ヨシコ、見て見てー。あのオヤジ。ゴミ袋かぶってる-」
「自分がゴミってことなのかしら?きゃはは」
悪い妄想が止まらなくなってきたw
まぁ、僕のことなど誰も気にしてないだろうから、単なる自意識過剰だとは思う。
ただ、これまでランニング中に、何度かぎょっと驚かれたり、凝視されたりしたこともあるので、自分が考えている以上に、違和感のあるスタイルなのかもしれない。
もちろん、対策はある。
[アシックス] ランニングウエア ポンチョ
こういったものを着て走ればいいのだ。
単なるビニール袋なのに、asicsというロゴが入っているだけで、一気に「ランナーグッズ」に見えるから不思議だ。
これを着て走れば、絶対に後ろ指を指されることはない。
ただ…。
ゴミ袋と何ら機能は変わらないのに、asicsのロゴのためだけに、300円以上の代金を払って購入するのもなぁ、という気がして、どうしても踏み切れない。
やっぱり僕はゴミでいいやw