餃子の魅力は、小麦粉の「皮」と多彩な「具」が織りなすハーモニーだ。
だから僕は、小麦粉要素ゼロの《手羽餃子》なるものは、断固として餃子だと認めないし、《餃子××》と名づけられた食べ物にも疑問を呈し続けている。
餃子まんや餃子ドッグなどは、一応、小麦粉系の皮で包まれているので、餃子系食品と言えそうな気もするのだが、皮の主張が強すぎて、落胆することが多い。
餃子だと思って囓ってみると、肉まん味だったりするからだ。
だから、最近はそういった食品を見かけてもスルーし続けてきたが、今週、ちょっと見逃せない商品が登場した。
ファミリーマート限定、「大阪王将」監修《餃子味》ピザサンドだ。
ピザサンドの薄皮で具を包んでいるならば、餃子に近い味となりそうに思えたし、この切り口は、これまでなかった。
大阪王将監修だから、具の質にもある程度の質は期待できる。
ということで、早速入手して実食してみた。
外装・価格
この商品は、レジ横にあるホットスナックではなく、《要冷蔵》のもの。
だから、ファミマ内ではチルドコーナーに置いてある。
電子レンジで温める必要があるが、店員に頼めば、会計時に温めて貰えるので、購入後すぐに味わうことが可能。
もちろん、そのまま持ち帰って冷蔵保存し、好きな時に食べることもできる。
外装には、大阪王将の餃子写真が掲載されているが、これは単なるイメージなので、注意が必要。
価格は、税込270円だ。
原材料名
そのフィリング(具)は、豚肉、キャベツ、しょうが、にらなどで構成されている。
ニンニクこそ入っていないが、いわゆる「大阪王将餃子の具」と一致している要素が多い。これは期待出来そうだ。
その一方で、チーズが入っていないことには注意が必要。
ピザなのに、チーズが入ってないなんて…と思う人もいるかもしれない。
クラスト(皮)は、小麦粉がメインの構成。
このピザサンドシリーズは、薄い小麦粉の皮が特徴なので、前述の肉まん系などよりは、餃子に近い味になっているんじゃないかと期待できる。
カロリー・成分
222kcalなので、そんなに高くない。
6枚切りのパンにバターを塗ったものと、ほぼ同じくらいのカロリーだ。
もちろん、あんパンやクリームパンなどの菓子パン系よりは断然低い。
それでいて、たんぱく質も11gとれるのが優秀。
ちょっとした間食にはぴったりではなかろうか。
ワンハンドで食べられる!
紙のボックスに収まっているので、電子レンジであたためた後は、ワンハンドで気軽に食べられる。
ワンハンドで食べられるということは、走りながら食べることも可能wということだから、ロングラン中の補給食にもぴったりだ。
まぁ、これを食べるときには、いったん止まって、落ち着いて食べた方がいいと思うけれど。(飲み物なしで食べきるのはキツそうだし^^;)
いざ、実食!
基本はワンハンド飲食を想定していると思うのだけれど、折角、大阪王将監修のスナックなのだから、僕は、餃子風に味わってみることにした。
ということで、大阪王将の餃子皿を用意。
半分に切断して、その具を確認しようとすると、強烈な餃子の匂いがたちこめた。
薄手の小麦粉に包まれて、たっぷりの具が顔を出す。
囓ってみると、野菜の歯応えも、ジューシーな肉の旨味も感じられるし、生姜も効いている。しかも、その具は、皮の端までたっぷりと詰まっていて、食べ応えがある。
皮が薄いこともあり、想像以上に餃子に近いと、僕は思った。
この食べ物は、ピザサンドという名称ではあるが、チーズが入っていないこともあって、ピザっぽくない。
ピザか餃子かの二択だとするなら、僕は、断然餃子寄りの食べ物だと思う。
焼いても茹でてもいないので、焼餃子、水餃子とはジャンルが違うが、餃子の一種として提供されても、ぎりぎり許容範囲なのではないか。
ビールのお供にもなる!
実食前に、僕は、ビールを用意していたw
これは絶対にビールに合う!と思ったからだ。
その思惑はぴったり当たった。具にはしっかりと味がついているし、「ほぼ餃子」なのだから、ビールに合わないわけがない。
僕は、最高に気に入った。
結論
「大阪王将」監修《餃子味》ピザサンドは…。
ほぼ餃子だ!
ランニング中の補給食になるし、冷蔵庫に常備しておけば、レンチン1分で、簡単に餃ビー気分が味わえる。いやぁ、最高じゃないか。
これは期間限定の商品なのだと思うけれど、是非ともレギュラー化して欲しい。