昨日、そのメールが届いた時、僕は一瞬、「詐欺ではないか?」と思った。
メールのタイトルが、どうにも奇妙だったからである。
参加料等支払い手続きのご案内…?
え?
なんでいきなりそんなメールが届くんだ。
僕は確かに、大阪マラソン2023のエントリーをしていたが、これは抽選になる筈で、しかも、その結果発表は10月と告知されていた。
こんな時期に、いきなり参加料支払いを求めてくるメールが届くのは、どう考えてもおかしい。
僕は、ランナー向けの新手の詐欺?なのだろうと、一瞬スルーしようかと思ったが、一応メール内容を確認してみると…。
メール内には、僕の名前が記載されていたし、チャリティカラーも申告通り記載されている。
これは、詐欺メールにはできない芸当だ。
違和感は感じたものの、これは、公式事務局からのメールということなのだろう。
「大阪マラソン2023」にご参加いただけることになりましたので、
ご参加いただけることになりました、という表現で、僕は状況を理解した。
例年であれば、事務局から届くメールは、「厳正なる抽選を行いました結果」という文言が記載された後、落選、当選の報を伝えていた。(僕の場合は、ほぼ毎回落選だったけれど。)
今回は、そんな文言が一切なく、「ご参加いただけることになりました」と書かれている。
すなわち、抽選など存在しなかったに違いない。
だからこれは、当選メールではなく、参加料支払い手続きメールなのだ、と。
大阪マラソン2023は、前回(一般参加中止)からの権利移行組もいるから、例年以上に狭き門が予想されていたのに、まさかの定員割れだ。
しかし…。
そんな僕の確信は、マイページにアクセスしてみると、大きく揺らぐ。
ん?
当選しました。
と書かれているぞ?
厳正なる抽選を行いましたところ、「当選」とさせていただきました。
という文言もある。じゃぁ抽選は行われたのか?
ならば、なぜメールの文章にはそれを記載しないのだろう。不思議だ。
このマイページ内容がちょっと信用できないことを、Twitterは教えてくれる。
《大阪マラソン》で検索をかけてみると、ヒットするのは、「当選」「出走確定」の報告ばかり。
通常、マラソン大会の抽選結果発表日には、落選報告の方が多いのが常なのに、「落選した」というツイートがひとつも出てこないのはおかしい。
当選者へ先に連絡し、落選者にはあとから通知?
いや。
それならば、「申し込んだのに、事務局からのメールが届かない。」というツイートが上がる筈。
しかし、そんなツイートもないから、やっぱりこれは、どう考えても全員当選=定員割れ。
この不可解な謎について、現時点で、大阪マラソンの公式Webサイトや、公式Twitterアカウントは沈黙を貫いている。
状況証拠は揃っているのに、その真実は「さっぱりわからない」というのが、「実に面白い」。
ここは是非とも、湯川教授にその謎を解いて欲しいところだw