毎朝、アレクサに「おはよう」と呼びかけて、当日の豆知識を教えもらうのが、僕のルーティーン。
彼女は、今日が《世界一周記念日》だと教えてくれた。
この記念日について、僕は、2006年のエントリーで言及している。
世界一周は僕の夢だった。
この記念日は、1967年の今日、日本航空の世界一周西回り航路が営業を開始したことに伴うものであるが、僕はやはり飛行機よりも船での世界一周がしたかった。
このようなクルーズツアーに参加して、世界の広さを味わってみたかった。
今から19年前。
当時まだ若かった僕は、そんなことを思っていたんだなぁ…と感慨深くなる。
世界一周が僕の夢であることは、今も変わらないけれど、クルーズツアーへの興味は全くなくなってしまった。
興味を失った理由は2つ。
船でゆったり巡ることで《世界一周感覚》を味わえるとは思うけれど…旅程の半分以上が「船の中」になることは必然なので、後半退屈しそうなことがひとつ。
そしてもうひとつ、一番大きなデメリットは、海岸沿いの街しか訪れることができないこと。
移動手段が船である以上仕方がないとはいえ、内陸の都市が切り捨てられてしまうことは、僕にとって大きなマイナスだった。
19年前はこれに気がつかなかったのだけれど、気がついてしまった以上、もう、船での世界一周旅行はあり得なくなった。
ということで…。
今、もし世界一周の夢が叶うなら、航空旅行の一択だ。

飛行機の旅となると、世界一周感は薄れて、地球一周みたいなイメージになってしまうのだけれど、それでもいい。
そもそもこの記念日は、1967年の今日、日本航空の世界一周西回り航路が営業を開始したことにちなんでいるのだから、飛行機での旅を考えるべきなのだ。
NHKのWebサイトでは、その日の貴重な映像を見ることができる。
「Qさま!!」の歴史クイズに使われそうな、昭和感満載の白黒動画。
僕は、時代の流れを感じずにいられなかった。
その路線は、「東京→香港→バンコク→ニューデリー→テヘラン→カイロ→ローマ→フランクフルトまたはパリ→ロンドン→ニューヨーク→サンフランシスコ→ホノルル→東京」というもの。
僕の行きたい都市がズラリと並んで魅惑的。テヘランなんて、今はもう簡単に行けないだろうし…。
ただ、この路線はもうない。
JALによる世界一周フライトは、その開始からわずか5年で廃止されてしまっているからだ。
しかし今では、世界の航空会社がタッグを組んで、世界一周航空券を実現している。
その種類は、系列毎にいろいろあるが、僕の場合は、JALが含まれるワンワールドが対象。
僕は、2013年に行った修行で、JGC(JALグローバルクラブ)に入会しているからだ。
いくつかの制約はあるものの、世界6大陸を巡るチケットが、1年間有効で533,500円というのは、格安に思える。
さらにお得なのが、ビジネスクラス1,173,900円や、ファーストクラスの1,794,200円という価格。
日本-欧米のファーストクラスは、単純往復でも200万超かかってしまうので、それよりも安いというのは驚くばかり。
しかもさらに、世界一周に伴ってJALマイルも貯まるから、溜まったマイルで、オプション旅行まで可能。最高じゃないか。
そんな魅惑的な世界一周航空券だが、いくつかのトラップもある。
忌まわしき燃油サーチャージが別途にかかってしまう(しかも20~30万はゆうに加算される)ことと、もうひとつ、旅を始めたら後戻りできないこと。
世界一周の旅なのだから、当たり前の話なのだけれど、たとえ1年間有効とはいえ、いったん旅に出たら、旅を続ける必要があるとなると、今の生活では無理。
完全リタイア後の夢…ということになるのかもしれないけれど、その頃には、もう、今よりさらに体力もなくなっていることは必至。
長時間フライトや旅先での対応に耐えられない懸念もある。
となると結局、僕の夢は、夢のままで終わってしまう可能性が高そうだ。
あぁ。


