どうにも…フルマラソンを走れきれる自信がない。
座骨神経痛の発症以降も、毎日少しずつ走ってはいる。休日はロングランも実施した。
ただ、それはあくまでゆったりラン。スピードを出すと違和感が否めず、キロ6分程度で走るのが関の山になっている。
最近は、そんな練習しかしていないため、もともと足りないスピードも、そして、持久力も大きく衰えてしまった。
こんな状態で、フルマラソンを完走できるイメージがまるで想像できない。
言い訳にしているわけではないけれど、座骨神経痛のダメージは、それぐらい、僕の身体に大きく響いているのだ。
だから、10月下旬の水戸黄門漫遊マラソンはDNSにしてしまった。
今後のレースについても、2月の東京マラソンは別格として、それまでは、あくまで体調優先…と考えていた。
体調のことを考えるのであれば、まだまだ無理するような時期ではない。
が、やっぱり、このレースは諦めきれなかった。
大阪マラソンだ。
僕は、第1回開催の2011年から申し込んでいたが、抽選の壁に阻まれ続け、6年連続落選。
あんまり悔しくて、大阪出張時、ひとり大阪マラソンまで実施したこともあるほどだ。
去年から新設された市民アスリート枠は、そんな僕の頼みの綱だったけれど…。
通信回線の弱さに泣いて、2年連続敗退。
だから、またどうせ無理だろうと思って嘆いていたら…。
この朗報を受けとって、歓喜したことを思い出す。
僕にとっては、長年出場を夢見ていた念願の大会。今年のランイベントとしては、ベルリンマラソンと同じくらい、僕にとって重要な位置づけのレース。
だから、どんなに不安だろうと、ここは逃げちゃいけない。逃げたら、一生後悔する…と思った。
幸い、制限時間はたっぷり7時間あるので、無理に暴走しなければ(するつもりはないし、できる筈もないけれど)完走は、たぶん、できる、と思う。
今回は、割り切った仮装で、思いっきり、大会の雰囲気を楽しむことに決めた。
御堂筋のど真ん中を走れる幸せ。溢れる大声援。まいどエイド。
そして…ラン仲間との打ち上げを楽しみに、いざ、大阪へ遠征しよう。