今日、4月1日。
docomoのBlackBerry Internet Service(BIS)は、ひっそりと終了していた。
…というのが、エイプリルフールのウソだったら、どんなに嬉しいのに。
しかし、嘘じゃない。悔しいけれど、嘘にできない。
僕が実際に検証したわけではないけれど、既に、WebやSNSでは、BlackBerry Bold 9900で繋がらないとの報告が(本当の話として)上がっているからだ。
2006年(平成18年)9月よりサービス提供を開始いたしました「ブラックベリーサービス」については、2017年3月31日(金曜)に終了させていただきます。
docomoは、2年前からの告知通り、昨日3月31日をもって、BlackBerryのサポートを打ち切った。
BlackBerryユーザー以外には、殆ど誰も知らないような状況の中、淡々と、事務的に。
だから、もう愛しの9900でWebサービスを使うことはできない。
僕はこの瞬間を座して迎えるのが切なすぎたので、2週間前に、9900と別れを告げ、BlackBerry Classicへ乗り替えた。
docomoのBISがなければ使えなくなる9900と違い、Classicは、BISに依存しないOS10を搭載しているからだ。
とりあえずひと安心。9900より、使い勝手は大きく落ちてしうが、新機種のKEYoneを入手するまでは、これで十分凌げる筈、と思っていた。
ところが…。
思いもよらぬトラップが発生。
なんと、僕のBlackBerry Classicは、イヤホンジャックに障害が発生しているようで、まともな通話ができなかったからだ。
いくらwebサービスが利用できても、通話に不具合があるのでは、BlackBerryを使う意味がない。
ということで、僕は四苦八苦。
自力で修理しようと試みたが、不器用な僕には無駄な抵抗だったようで、断念。
いったんそこで途方に暮れたのだけれど、色々と検索してみた結果、このサービスに頼れば、何とかなりそうな気がした。
スマートフォングッズ販売ショップ、MOUMANTAI(無問題)だ。
ここでは、スマートフォン等の「リペアサービス」というのを行っており、修理実績などを確認すると、BlackBerry Classicのフロントパネル交換やSIMスロット交換記録が載っていた。
ならば、きっとここで修理してもらえる!と、思い、僕は問い合わせフォームに、BlackBerry Classicの相談として、以下の症状を書き綴り、担当者からの返事を待った。
通話をしようとすると、スピーカーが、勝手に「ヘッドセット」「ハンドセット」に切り替わってしまい、途切れ途切れで通話できない状態です。
イヤホンジャックには、何も刺しておりません…。
レスポンスは早く、その日の夜には回答が来たのだけれど、その内容については意外なものだった。
お問い合わせありがとうございます。リペアサービスでございます。弊社では対応致しかねます。お力になれず誠に申し訳御座いません。宜しくお願い致します。
…えっ?
僕は、大いに驚いた。フロントパネルの交換やSIMスロットの交換はできるのに、どうして、イヤホンジャックの修理ができないんだ。
しかし、こう、にべもなく断られてしまうと手のようがなく、僕は再び大いに落ち込んだ。
その後、僕は一晩途方に暮れていたのだけれど、Twitter経由で、有益な情報を提供していただいた。
BB Classic用イヤホンジャックケーブルの交換部品が販売されているという、情報だ。
僕の障害は、イヤホンジャックケーブルに問題があるのだから、「交換」してしまえば、おそらく一発で解決する。
前述の通り、僕のスキルでは自力で交換することができないが、この販売サイトには、以下のような記述があった。
Blackberry Classic (Q20) イヤホンジャックケーブルです。
イヤホンから音が再生されなくなった場合の交換用にどうぞ。弊社にて交換作業も承っておりますので、ご希望の場合はお気軽にお問い合わせくださいませ。
「弊社にて交換作業も承っております」と書いてある。
そして…ここで言う「弊社」というのは、実は、「MOUMANTAI」だったのだ。
僕は、いったんあっさりと断られてしまった経験から、恐る恐る、「交換」対応を依頼すると、今度はあっさりOK回答が来た。
部品購入、交換で対応してくれるなら、最初からそう言ってくれればいいのに…とも思ったが、いずれにしても、僕はほっとした。
気になったのは、交換修理にかかるコストだったが、見積もりでは、以下の連絡をもらった。
・Blackberry Classic (Q20) イヤホンジャックケーブル パーツ代 1,500円
・技術料 3,800円
・返送代 600円
パーツ代、送料はともかくとして、技術料が3,800円ならば、個人的には十分許容範囲だった。
ということで、僕は修理を依頼。すぐに、リペアサービス宛にBlackberry Classicを発送した。
担当者からは、商品の状況確認後、修理金額の変更があり得るという案内を受けていたが、結局、見積もり通りという連絡があったため、すぐに修理を依頼。
あとは、返却を待つばかりとなった。
発送したのが週末近くだったこともあり、多少時間はかかったが、営業日ベースで言うと、わずか数日で…。
修理品が戻ってきた!
スピーディーな対応に感謝。
通話も全く問題なかった。
発話、終話キーも装備しており、端末サイズも大きいので、電話としての使い勝手は、9900に勝るとも劣らない。感激だ。
ということで、僕は4月1日以降も、無事にBlackberryを利用できることになった。
Blackberry Classicは、もともとBISに依存していないのだから、4月1日以降も使えて当たり前の話。
しかし、僕としては、紆余曲折あっただけに、無事に利用できて、本当に嬉しい。