昨日。朝6時半。
MGC直前の下見レポートランで訪れた時、神田神保町はこんな情景だった。
それから3時間半後。
午前10時過ぎになると、こんな情景に変わっていた。
9月15日の午前10時過ぎ。僕は再び、神田神保町を訪れた。
このスポットは、7.4km、31km、34.8km地点となっており、都合3回に渡って選手たちを応援することが可能。
しかし僕は、現地への再訪が大きく出遅れてしまったため、7.4km地点でのレースを生観戦することはできなかった。
もしも間に合っていれば、設楽悠太の華麗な逃走劇が見られた筈だったのに…見逃してしまったのは痛恨だ。
どうして僕は、いつもズボラなのだろう。自分で自分がイヤになる。
おまけに、レースレポートについても、なんだかんだで先延ばしにしてしまい、気がつけば、レース終了から1日半が過ぎようとしている。
とにかく凄いレースだったから、語りたいことは沢山あるが、「今更かよ」というような感じもする。
この連休は、色々とバタバタして疲れてもいるので、例によって、フォトレポートでお茶を濁させていただこう(汗)
待つこと30分弱。
31km地点を目指して、独走中の設楽悠太がやってきた。
この時点では、まだ余裕がありそうにも見えた。
1分以上経ってから、2位集団がやってきた。
集団はダンゴ状態。先頭を行く設楽選手の姿も、見えなかったんじゃないかと思う。
ところが…。
それからわずか3.8kmで、選手たちが折り返し、再びここにやってきた時、状況は大きく変わる。
設楽選手は、引き続きトップで僕らの前を通過したものの…。
それから30秒も経たずに、2位集団がやってきた。
もう、この集団の面々には、前を行く(失速している)設楽選手が見えていた筈で、誰もが「捉えられる」と思っていただろう。
となれば、集団をいつ抜け出すかが、勝負の鍵。何らかの駆け引きが生じてもおかしくない場面だ。
僕らの目の前をトップで通過したのは鈴木健吾(富士通)だったが、まだ微差。
すぐ後ろには、同じく富士通の中村匠吾が控えている。
そう。このレースを制した中村だ。
服部勇馬(トヨタ自動車)はその隣。すぐ後ろでは、大迫傑(ナイキ)も、虎視眈々とチャンスを狙っていた。
レースは、このあと数kmで「設楽悠太劇場」が終了し、伏兵「中村匠吾のロングスパートショー」が始まることとなる。
その後の、実に壮絶な、ドラマチックな戦いは、僕が語るまでもないだろう。
いやぁ、最高のレースだったなぁ。
一瞬だけでも、生で観戦することができて、本当に良かった。