新型コロナウイルスの流行に伴い、現状、マスクは、非常に入手困難な状況になっている。
そして、それにつけこんだ転売屋たちがマスクを買い占め、その値段を大きくつり上げて販売している。
僕は、常々、そういった状況を苦々しく思っているのだけれど、これを見てちょっと気分がスカッとした。
マスクが通貨になった世界を描いた映画。「MASK」の予告編だ。
これは、そんな今の現状を皮肉に描いているからである。
僕はこの予告編を、感服しながら見終わったあと、「どこかで見た内容だなぁ…。」と思った。
そして、YouTubeの概要欄を見て納得。
僕は、8年前に、元ネタの映画本編をリアルタイムで鑑賞していたのだ。
この映画は、「時間(寿命)=お金」になるというテーマが秀抜で、僕は予告編を見た時から大いに楽しみにしていたことを思い出す。
残念ながら本編は、後半の造りが荒っぽくてイマイチだったのだけれど、今でも、そのテーマは秀抜だと思っている。
この「MASK」予告編は、そんな「TIME」のアイデアを借用し、「マスク=お金」として製作されている。
「TIME」の予告編を、そっくりパクったような形になっているのだけれど、そのパクリ方が素晴らしく、違和感を感じない。
「MASK」は、本編である「TIME」を超えているんじゃないかと思えるほどだ。
まぁ、「TIME」という映画は、もともと、本編より予告編の方が面白かったので、納得の結果だとも言えるのだけれど。