先月末、僕は「交換式」スマホバッテリーについてのエントリーを書いた。
最近のスマホは、バッテリー《内蔵》型のものが中心となっているが、未だ、昔のガラケーやスマホのバッテリーを捨てずに持っている人は多いだろう。
また、他の電子機器などでは、同様のバッテリー(リチウムイオン電池)を使っている人もいる筈だ。
今回はそういった人に役に立つ(かもしれない)リチウムイオン電池の処分方法について調べてみたので、覚書として残しておこう。
僕がその処分方法について考えようと思ったきっかけは、一部のものが膨張していたこと。

前回のエントリーでご紹介したバッテリー群の中には、こういった感じで、膨らみ始めているものがあった。
それだけじゃない。

モバイルグッズ整理の際に、懐かしきBlack Berry 8707hの筐体が盛り上がっていることを発見。
裏蓋を開いてみると…。

パンパンに膨らんだBlack Berryのバッテリーが入っていた。
もう少し確認が遅れていたら、蓋を突き破っていたかも知れない。恐怖だ。
さらに整理を進めていたところ、モバイルグッズ専用引き出しの中から、とんでもないものが出てきた。

もはや破裂寸前と思えるぐらい膨張していて、正直背筋が震えた。
これは早急に処分しなければいけない…と思い、僕は、膨張の原因や適切な処分方法を調べてみることにしたのだ。
「交換式」のスマホバッテリー(リチウムイオン電池)は、劣化に伴う化学反応により、内部でガスが発生し、これが逃げ場を失って膨張の原因となる。
高温環境は反応を加速させるため、猛暑や充電中の発熱が重なると膨張が急速に進行することがある。
今回の事例は、長年の放置による劣化に、この夏の異常な猛暑が加わった結果だと考えられる。(僕の家も、日中の不在時は30℃超になるからなぁ…。)
処分方法を確認したところ、僕の所属する自治体では「燃えないゴミの日に回収可能」とされており、不燃ごみ(金属資源)として排出できることが明記されていた。
ただし、これは自治体によって対応が異なる部分であり、必ずしも同一のルールが適用されるわけではない。
実際に調査した範囲では、次のような取り扱いの違いが確認できた。
自治体による膨張リチウムイオン電池の処理区分例
| 区分 | 自治体の対応例 | 補足条件・注意点 |
|---|---|---|
| ① 不燃ごみ(金属資源) | 通常の不燃ごみ収集で回収可能 | 端子を絶縁処理し、袋に「小型充電式電池」と明記して別出しする場合あり |
| ② リサイクルBOX回収 | 家電量販店・ホームセンター設置の「小型充電式電池リサイクルBOX」に持ち込み | 軽度の膨張・破損に限り受け入れ。大きく膨張した電池は対象外となるケース多数 |
| ③ 施設への直接持ち込み | 清掃事務所や環境センターでの受け入れを指示 | 「収集車での回収不可」とする自治体で採用。事前連絡が必須 |
| ④ メーカー・販売店回収 | PCやスマホ純正バッテリについてメーカー・販売店が回収プログラムを提供 | Apple、Dell、Lenovoなどが実施。公式サイトから申し込み可能な場合あり |
出典:自治体公式サイト調査(2025年時点)
このように、自治体ごとに処理ルールには大きな差がある。
したがって「自分の地域ではどの方式が適用されるか」を必ず確認することが欠かせない。
僕の住んでいる自治体では、通常の不燃ゴミで出せるから、その点では楽なのだけれど、それで安心はできなかった。
処分日までの一時保管についても注意が求められるからだ。
端子部をガムテープ等で絶縁し、金属製の空き缶や耐火袋に収納、内部に砂や猫砂を敷くことで延焼を防止しなければいけない。
さらに、直射日光や高温を避け、乾燥した環境で単体保管することが推奨されるからだ。
僕自身もこの方法を取り、念のため自治体担当部署に確認したうえで、正式に「その方法で問題なし」と回答を得て、ようやく安心できたほど。
教訓。
まずはとにかく、古いリチウムイオン電池を放置しないこと。
特に猛暑下では劣化が急速に進み、発煙・発火のリスクが顕在化する。
極めて危険だ。
もし自宅に放置されているがあれば、外観に異常がないか確認し、異常が見られる場合は、速やかに各地域のルールに従って処分することをお薦めしたい。


