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【フォトレポート】「第64回 神田古本まつり」で感じたノスタルジア

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先週金曜日。

僕は午後から所用があって有休をとったのだけれど、午前中は時間が空いていたので、ふと、「本の街」神田へ行ってみようと思い立った。

そう。この日はちょうど…。

「神田古本まつり」の初日だったからだ。

目玉企画の《青空掘り出し市》で、お得な本を入手できるかもしれないという期待を込めての参加だった。

翌土曜日からは「神保町ブックフェスティバル」が同時開催され、出版社ブースなどに目玉商品が並ぶため、一石二鳥で楽しめてお得。

ただ僕は、あいにく土日は別件で塞がっていたため、この日に「神田古本まつり」だけを堪能しようと決めた。

開催初日とはいえ、平日だからそれほど混んでないだろうと思ったし、早めに行けば、掘り出し物も見つかるかもしれないという期待もあった。

この日は、早朝から小雨がぱらついており、あいにくの天気。

本という媒体は「雨」「水」に弱い。

もしも本降りになってしまったら、《青空掘り出し市》も成り立たなくなるなぁ…などと心配しながら、このイベントに繰り出したが、杞憂に終わった。

古本まつりが始まる10時頃、ちょうどぴたりと雨が止んだからだ。

到着!

イベント開始直後で、しかも、雨上がりということもあって、人手は少なく、僕はゆったりと本を眺めることができた。

とにかく圧倒的な本たちが、所狭しと展示販売されている。

本好きならば、1日じゅう回ってもきっと退屈しない筈だ。

ただ僕は、1時間半程度しか時間がとれなかった為、SFの稀少本だけにターゲットを絞って、あとはその雰囲気を味わうだけにとどめた。

今回は、それらを簡単にフォトレポートとしてご紹介させていただこう。

雨よけのフードを設置する店員さん。

そうか、こうやって雨対策をとればいいのか。

ただ、守られる範囲は限られてしまうし、持ち歩く際は濡れる危険性もあるから、結局降らずに済んで良かった。

ハヤカワSF文庫などのSF系稀少本が多数。

ここの店は、値付けがかなり安かったので、まとめて購入。

結局僕は、ほとんどこの店でしか買わなかったw

ハヤカワポケミス。

同じ判型の「旧」ハヤカワSFシリーズ(現在は廃刊)は、残念ながら無かった。

青空市じゃなくて、店内には展示されていたが、高くて手が出ず。

SFマガジンのバックナンバー。

昭和30年代、40年代あたりのものが、ずらっと並んでいた。

僕は既に全部持っている号だったので買わなかったが、懐かしさがこみ上げた。

若い頃僕は、この町(神田神保町)に足繁く通って、これらのバックナンバーを集めまくっていたからだ。

当時は、インターネットもフリマもなかったので、値付けも甘く、何軒か回ればかなり安く手に入れることも可能だったんだよなぁ…。

僕が、心から敬愛する筒井康隆先生の文庫本(&カセット)セット。

なんと20,000円もしたが、今は入手困難なものが含まれているので、メルカリなんかで集めるよりは断然安いと思う。

もちろん僕は全部持っているから、こちらも眺めるだけだったけど。

以下は駆け足で簡単に(^^;

時刻表や鉄道雑誌群。

鉄オタには、きっとたまらないんだろうなぁ…。

幼年誌たち。僕もまだ生まれていなかった頃のものだ。

年配の方々*1が、興味深そうに読み耽っていた。

コミック誌。

もう何十年も前に発行された号だというのに、どれも500円程度の値がついていた。

僕はコミックに疎いので、どの号も、皆同じに見えてしまうのだけれど、マニアの人にとっては、きっと価値がある号なのだろう。

スポーツ関係の雑誌群。

やっぱり、長嶋茂雄はスーパースターだった。

昭和時代のPOPEYEやBRUTUS。いやぁ、懐かしいなぁ。

当時一世を風靡した(今はもうない)「ぴあ」も沢山あった。

芸能関係の雑誌は、かなり安く販売されていた。

映画のパンフレットに至っては投げ売り状態。

僕は結構パンフレットを買うたちで、家にも沢山あるのだけれど、こんなにも価値がなくなってしまうのかぁと思うと、今後の購入意欲が薄れてきそうだ。

まぁ、モノによっては稀少な値がついているのかもしれないけど。(限定パンフみたいなものは劇場でもすぐ売り切れてしまうし。)

昭和映画俳優たちのブロマイド。

僕には「誰が誰やら」状態だったけど、刺さる人には刺さりそうだ。

懐かしのカラーブックス。ここまで揃うと圧巻だ。

インバウンド需要(?)を見込んでか、英語の説明も掲示されていた。

ポップカルチャー系。これもきっと、刺さる人には刺さるんだろう。(こればっかしw)

コミック類は、さまざまな店舗で大量に並んでいたけれど、僕はほとんどスルー。

なぜか食器も販売されていた。売れるのか?

なんだかんだで、2時間が経過してしまった。

ぐるりと青空市を眺めて、ちょっとSFの文庫本を買っただけで、あっという間にタイムアウトだ。

ただ、そんな僅かな時間でも、ノスタルジアに浸ることができて最高だった。

やっぱり、古本市は楽しいなぁ。

今年も、今週末までは開催されているけれど、初日よりは品揃えが悪くなっているだろうから、僕は、次回開催にターゲットを合わせることにした。

来年は、事前に計画を立てて戦略を練り、たっぷり時間をとって参加したい。

*1:まぁ、僕も十分年配なんだけれど、そんな僕よりもさらに上の方々。


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