旅は、何もかもが楽しい。
いざ旅先に着いた後の出来事や発見が楽しいことは言うまでもないが、旅の計画をしている時のワクワク感もたまらない。
長時間のフライトになると、エコノミーの狭い機内では少し窮屈な思いをするけれど、そんな思いさえも、僕は旅のひとつの魅力だと思っている。
僕は、基本的にJALを使って旅をしているが、フライト中の楽しみのひとつに、機内誌がある。
そう。JAL好きならば誰でも知っている「SKYWORD」だ。
旅に関連する各種の最新情報と多彩な写真、さまざまなエッセイは、旅行気分を大いに高めてくれる。
3月の上海旅行でも大いに楽しませてもらった。
この機内誌は、どこから読んでも面白いのだけれど、僕が真っ先に読むのは、これ。
浅田次郎のエッセイ「つばさよつばさ」だ。

「SKYWORD」では、なんと2002年から連載されており、かれこれ20年超260回にも及ぶ長期連載となっている。
誰にでも親しみやすい軽妙洒脱な文体で描かれているのだけれど、これがまさに職人芸。
テーマの選び方、話の広げ方、落ちのつけ方、など、どれをとってみても、機内誌の雰囲気にぴったりで、流石と唸ってしまうのだ。
僕は、今回の旅行後、ふと思い立って、この連載の過去分を読んでみたくなった。
人気作家のエッセイということもあり、単行本で発売されたのち、文庫化もされていたので、文庫版をまとめて購入。

一気に読むのはもったいないので、毎日寝る前に2~3編づつ読んでいるのだけれど、フライト気分を味わいながら、眠りにつける。
これが実に心地よくて最高。
文庫版の第5弾「見果てぬ花」には、「SKYWORD」の2017年~2020年分までが収録されている。
去年、その後の連載分をまとめた「アジフライの正しい食べ方」という単行本が上梓されている。
これも文庫化されたら購入予定だけれど、たぶんそれまではあと2年ぐらいかかりそうなので、耐えられずに、単行本で購入してしまうかもしれない^^;


