いやぁ、なんという爽やかさだろう。
昨日の皐月賞、エフフォーリア号で圧勝した横山武史騎手のインタビューを見て、僕は大いに驚いた。
マスク越しでも、満面の笑顔が伝わってくるほど、感激に満ちあふれたインタビューだ。
G1レース初制覇、それも、クラシックレースである皐月賞を制したのだから、嬉しい気持ちはわかる。
しかし最近は、若くても、落ち着いた感じの受け答えをする選手が多いから、実に新鮮。
見ている人を幸せにしてくれるような、最高に素晴らしいインタビューだったと思う。
たまには、こんな若者がいてもいい。
僕は今、馬券を全く買わなくなってしまったので、昨日の皐月賞も、1円も購入していない。
ただ、10年前ぐらいまでは、毎週どっぷりと競馬に嵌まって散財していた。
僕が競馬にのめりこんでいた頃、一番好きなジョッキーは、横山典弘騎手だった。
長年、関東のリーディングジョッキーとして君臨し、武豊騎手とも、数々の名勝負を繰り広げている騎手だ。
その相性は「ノリ」で、50代の大御所になった今でも、競馬ファンからは、「ノリ」と呼ばれて親しまれている。
横山武史騎手は、そんなノリの息子、三男。
競馬はブラッドスポーツと言われるけれど、それは、馬の話だけじゃなく、騎手にも繋がっているのだなぁ…と思う。
奇しくも、ノリが初めて牡馬クラシックを制したのも、皐月賞。
このインタビューを見ていたら、横山武史騎手は、ノリの明るさを引き継いでいるのだなぁと実感。
最後になってしまったが、圧巻だった皐月賞のレースもご紹介させていただこう。
この映像が、JRA公式のものとして、YouTubeに配信されているのだから、いい時代になったものだ。
フィニッシュ後、「まず1冠だ!」と、天に1本指を上げた後に、ガッツポーズ。
この仕草が、ノリを彷彿させて、オールド競馬ファンにはたまらない^^;)
さぁ、この後は、日本ダービーが待っている。
圧倒的1番人気は必至なので、プレッシャーも半端じゃないと思うが、真のスターならば、きっと乗り越えられる筈。
ダービー後にも、最高のインタビューが見られることを祈りたい。