恐れていた事態が起きてしまった。
メキシコの「コロナビール」が生産停止に追い込まれてしまったのである。
記事には、こんなことが書いてある。
コロナビールは「コロナウイルス(ビールス)」と発音が似通っていることから風評被害も出ていた。
CNNスペイン語版によると、主要市場の米国での世論調査では、コロナビールを「絶対に買わない」とした消費者は38%、「公共の場では頼まない」としたのは14%に上った。
云うまでもなく、コロナウイルス(ビールス)は世界を脅かす大きな問題。
しかし、コロナビールには、何の罪もない。とばっちっりだ。
…と、思ったのだが、記事をよく読むと、どうやら、その名前だけが理由というわけではないようだ。
メキシコ政府は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、同国内の企業に不要不急の活動停止を求めた。
その結果、コロナビールの生産元であるグルポ・モデロ社が、「コロナビール」を含む全製品の生産を停止してしまったことが理由であるようだ。
これを知って、僕は、別の意味で驚いた。
メキシコでは、ビールを家で飲むことも《不要不急》の行為になってしまうのか。
まぁ、ビールを飲まなくても、人間は生きていけるけれど、これはかなりショッキングだった。
日本で言えば、「スーパードライ」や「一番搾り」などのビールが、飲めなくなってしまうということ。
僕は、餃子とビールをこよなく愛していて、つい先日もこんなエントリーを書いたばかり。
みんなで集まっての餃子会などは、自粛せざるを得ない状況だから、しばらくは、家《餃ビー》を中心にしようと思っていた。
もしも、日本国内においても、ビール販売が停止されたら…。想像するだけで、僕は落ち着かなくなってしまう。
まぁ、それはないと思うけれど、コロナビールが飲めなくなるのは寂しい。
しばらくは、コロナビールを飲み干すことで、「ビールを応援」し、「ビールスを撲滅」しようと思っていたのになぁ。
1日も早く、コロナ騒ぎが収まって、「復活の日」が来ることを祈りたい。