今週、餃子本の新刊が発売されたという情報を得た。
僕は、その内容もよく確かめず、Amazonで注文。
昨晩早速届いたので、パラパラとめくってみて驚いた。
これは、女性向けのコミック本ではないか。
《ひとりごはん》は、食べ物をテーマにした、オール新作の読み切り漫画アンソロジーだったのだ。
これまでに、隔月で35冊が刊行されており、この出版不況の時代にあっては、なかなか好評のコミック誌といえる。
僕のようなオッサンは、もちろん読者対象外だから、僕は、そんな本が出ていることも知らなかった。
今号には、19作品のコミックが収録されていたが、そのうち7作品が餃子に関するもの。
【餃子の幸せ】というメイン特集になっていた。
どの作品でも、若い女性が町に繰り出し、さまざまな店で餃子を食べ歩いている。
その絵柄は、僕のようなオッサンが読むと、ちょっと気恥ずかしい。
僕は、「うーん、ちょっと失敗したかなぁ」と思いつつ読み進め、そして…。
ほっこりした。
なかなかどうして、悪くない。うん、悪くないぞ。
誰がどのように食べようと、餃子という食べ物は魅力的だし、「若い女性はどんなことを考えながら餃子を食べるのか?」 ということがわかって興味深かった。
そう。
これはいわば、餃子を媒介にした、女性心理の研究本とも言えるのだ。
そう考えると…。
今後の機会に向けて(何の機会だよw)入手しておく価値はあったと思う。
《ひとりごはん》誌では、毎号、違ったテーマで特集が組まれており、バックナンバーの一覧を眺めてみると、ラーメン・カレー・寿司・お好み焼きなど、さまざまな料理がテーマになっていた。
餃子特集は好評なのか、過去2回も特集されていたことが判明。
餃界における女性心理の研究を極めるために、僕は、これらも入手しておこうかと考えている。
【蛇足】
付録(?)ということなのか、本の間にこんな栞が挟まっていたのも嬉しかった。
表裏、どっちのデザインもいい。
今後、文庫本などを読むときは、この栞を挟もうと思っているが、栞を見るたびに餃子を食べたくなりそうだ(^^;