10月9日に、僕はこんなエントリーを書いた。
その日は「熟睡の日」という記念日だった。
それに合わせて、「不眠症の僕が、ようやく眠れるようになってきた理由」を書いたのだ。
ただ、僕の不眠症はなかなか手強くて、これまでなかなか、本質的な解決には至らなかった。
「治ったかな?」と思えても、また結局ぶり返す傾向が続いていたのである。
しかし、今度こそ、遂に、解決の光が見えてきたかも知れない
僕は、ここ10年以上愛用中のFitbit Chargeで、睡眠ログを記録している。
このガジェットでの睡眠測定は非常に緻密で、精度も高い。
単なるログだけではなく、「スコア」という指標で、睡眠の「質」を測定してくれるのも大きなポイント。
不眠症が最悪な状態だった頃は、これが60台で「やや低め」という評価も多かったのだけれど…。
先週辺りからは、かなり良好なスコアになってきた。
睡眠時間としては5時間に満たない日もあるので、かなり不足しているとは思うのだけれど、「質」に関しては明らかに上がってきたのである。
そして、なんと今日の睡眠ログは、衝撃的な数値になった。
睡眠スコア90!
睡眠時間としては6時間に満たないものの、 ここ10年で最高のスコアを叩き出したのである。
「極めて良好」なんてメッセージは、これまで一度も見たことがなかったから、感激だ。
その高スコアを裏付けるように、今朝の目覚めは非常に快適。
毎週、月曜の朝は超ブルーな気分に満たされるのが常なのに、それほど沈んでいない。
やっぱり《睡眠のチカラ》は大きいのだなぁと感服するばかりだ。
睡眠スコアの計算方法を確認すると、90という数値は、深い睡眠とレム睡眠のバランスが整い、かつ心拍数の安定まで伴った状態を意味するようだ。
いやぁ、素晴らしいではないか。
それにしても、なぜ、こんなに良い数値が出たのだろう。
10/9の記事で挙げた要素を、改めて振り返ってみる。
- サプリ:メラトニン+リラーレの併用
- 寝ホン:Anker Soundcore Sleep A20
- 寝具:ネルマットレスの寝心地
- 就寝前の読書(筒井康隆先生 監修・編集の2冊を中心に)
このあたりの“複合効果”が、ようやく定着してきたのかもしれない。
特に、寝ホンの安定感と、読書によるリラックスが大きい気がしている。
その詳細について気になる方は、「熟睡の日エントリー」をご参照願いたい。
前述の通り、過去1週間の記録を見ても、スコアは着実に上がっている。
睡眠時間が4〜5時間台でも「良好」を維持できるようになってきたのは、体のリズムが整ってきた証拠だと思う。
ここ数年、僕は「骨」「腰」「関節」に悩まされてきた。
だからこそ、良質な睡眠が回復に欠かせないことを、改めて実感した。
眠ることは、何よりの治療であり、最高のリカバリーだ。
今日のスコア90は、数字以上の意味を持っていると思う。
もちろん、このスコアは奇跡的なもので、今後もしばらくは、80台をベースとした一進一退が続くような気がする。
けれど、長年眠れなかった僕でも、ここまで来られたというのが嬉しい。
睡眠の改善に即効性はない。
けれど、積み重ねは確実に効く。
次の目標は──スコア90を“再現できる夜”を増やすことだ。
本記事は、筆者個人の経験と実感に基づくものであり、サプリやガジェットの効果には個人差がある。体調や睡眠に不安がある場合は、医療機関に相談されたい。





