9,980円!
いやはや、実に戦略的な価格だ。
1万円を切っていて、しかも税込*1。あまりに安いので、僕は、最初に目を疑ったほど。
「これは絶対に売るぞ!」というamazonの意欲が伝わってくる。
他のスクリーン付きechoシリーズと比べると、価格設定の凄さがわかる。
Echo Show 5の「親」的存在と言えるEcho Showは、27,980円。
スクリーンサイズも重量も全く異なるし、スピーカー性能も違うので、単純に比較はできないが、「親」価格の半額以下というのは、かなり安い印象。
「兄弟」的存在となるEcho spotとの比較で考えると、さらに驚く。
Echo spotは、14,980円という価格だからだ。
Echo spotとEcho Show 5は、その形状は大きく異なる(丸と四角)ものの、サイズ感は近く、重量は9gしか変わらない。
しかも、そのスクリーンは、Echo Show 5の方が断然魅力的。
例えば、プライムビデオなどを鑑賞する場合において、Echo spotは、あまり実用的とは言えなかった。
もちろん、見ることはできるのだけれど…。
こんな感じの表示になるため、字幕を追うのがかなり厳しい。
僕は、悲しいかな「ザ・老眼」状態なので、見ているだけで疲れてしまう。
動画部分を広げて、大きくすることもできないことはないが、その場合は、両端の字幕とシーンが切りとられる。
筐体が丸いため、どうしても制約が出てしまうのである。
その点、Echo Show 5ならば、問題ない。四角いからだ。
ムービーも、スクリーンいっぱいに表示できるため、かなり見やすくなる筈。
スクリーンサイズは5.5インチで、スマホと同じくらいだから、じっくりと鑑賞するには厳しいかもしれない。
しかし例えば、「寝る前に枕元で眺める」などという条件にはぴったり。
僕は、今、Echo spotを枕元で使っている(好きな曲で起きることができて最高!)ため、すぐにでも、それを体験したい気持ちでいっぱいだ。
もちろん、Echo Show 5の魅力は、動画鑑賞だけにとどまらない。
コンパクトなマルチクロックとしても魅力的。もちろん、各種スキルの追加で、さまざまなことができる。
この価格設定ならば、遠方にいる家族や友人などにプレゼントするパターンも増えそうで、そうなると…。
こういったビデオ通話的な使い方も、大いに普及が進みそうだ。
コンパクトで、どこにでも簡単に設置できるEcho Show 5。いつでも気軽に使える、スクリーン付きスマートスピーカー。
小さい、四角い、そして安い。3拍子揃ったこのガジェットは、まさに絶妙の立ち位置にあると思う。
これまでのEchoシリーズは、米国で先行発売されていたが、このEcho Show 5については、日米同時発表、リリースということにも注目。
日本の家屋事情や、《小さいもの好き》というニーズも踏まえ、大々的に売っていこうという意欲の表れと言えまいか。
僕は、昨年、Echo spotを14,980円出して購入している。
それからまだ1年も経っていないので、買い換えるのはちょっと悔しい。
でも、この価格ならば、やっぱり買うべきかなぁ…と思っている。
*1:これが税抜きだと、実際は、10,778円(8%の場合)になってしまい、価格の印象がかなり異なる。オンランショップでは、税抜価格表示の店が多いため注意が必要なのだけれど、amazonは税込表示なので、素晴らしい。