昨晩。20時直前。
ちょうどそのとき僕は自宅にいて、耳にWF-1000XM5を装着し、お気に入りのポップスを聞き流していた。
今週は、ちょっとヘビーな仕事が続いたので、週末に向けて心を癒やすべく、「世界最強」ノイキャン空間で、クリアな音楽に酔いしれていた。
そんな瞬間。
いきなり、そんな軽快なミュージックが「恐怖の音」に切り替わった。
これだ。*1
ただでさえ不快なサウンドなのに、ノイキャン空間の超クリアサウンド、大音響で僕の耳を襲ったのだからたまらない。
一瞬でトラウマになりそうだったので、僕は思わずイヤホンを外したほど。
しかし、それだけでこの音の恐怖は終わらなかった。
イヤホンと繋いでいたiPhoneは、こんな画面を出して警告。
さらに…。
Androidスマホ2台も、それぞれ警告画面を表示し、大きな音を鳴らしてシンクロ。
部屋中に「あの音」が響き渡っていたからだ。
僕は、緊急地震速報の音には怯えたものの、地震が起きたことについてはそれほど驚かなかった。
一昨日発生した宮崎県の地震に伴い、「南海トラフ地震情報」が発表されていたからだ。
しかし、揺れがひとまず収まり、テレビやWebなどで情報を収集していると、なんだかちょっと風向きが違うことが判明。
地震情報 2024年08月09日 19時57分頃発生 最大震度:5弱 震源地:神奈川県西部(拡大画像) - 日本気象協会 tenki.jp
震源地は、神奈川県西部。
足柄山の麓辺りなので、僕が、かつて峠走にしばしば通っていた山北は、震源の中心に当たる。そんな場所で震度5弱。恐怖だ。
南海トラフ地震の震源域からは少し外れていたけれど、僕は《誤差の範囲内》だと思っていた。
宮崎県での大地震翌日に発生しているのだから、当然、南海トラフと無関係とは思えなかったのである。
しかし…。
その後、テレビなどでの報道を見ると、その考えが誤っていたことを知る。
ニュース番組に出ていた、地震の専門家は「南海トラフとは関係ないので、安心してください」と繰り返し、その後政府の地震調査委員会は、正式に、南海トラフの影響ではないと断言したからだ。
地震調査委員会の委員長曰く「この程度の地震は頻繁に起きているため、(南海トラフの)影響はない」とのこと。
マグニチュードは5.3なので、規模としては確かに大きくないとは思うのだけれど、最大震度5弱の地震が頻繁に起きる国…と考えると、僕は恐怖を感じずにはいられなかった。
いやはや、内陸型の地震は恐ろしい。
南海トラフとは別に、首都直下型の地震も、いつ起きてもおかしくない状態となっているが、マグニチュード7クラス、いや、6クラスの地震でも、都心部で起きたら大惨事になってしまうのではないか…という気がした。
いつどこで、いかなる時に地震が起きても不思議のない国、ニッポン。
神奈川県西部地震をきっかけに、首都直下型の地震が起きる可能性も出てきたのではないかと考えると、僕は恐怖を感じずにはいられない。
どうか杞憂に終わってくれるといいのだけれど…。
*1:参考までに動画(音声)を貼らせていただいたけれど、クリックしても、恐怖の「あの音」が流れるだけ。不快になっても責任はとれないので、全力でスルー推奨。