それは、遙か彼方から、海を越えてやってきた。
シカゴマラソン2018のリザルトブック。
出場者にとって、あの日の記録と思い出が詰め込まれた、宝物だ。
そう言えば、2年前も、この時期にリザルトブックが届いたんだよなぁ…。
しかし僕は、それをすっかり忘れていたので、ちょっと驚き、そして、じわじわと感動がこみ上げてきた。
こういったものがしっかり届くから、海外のメジャーレースは素晴らしいなぁと、あらためて思う。
巨大フォントで書かれた「CHICAGO」の文字と、摩天楼の街並。その表紙を見ているだけで、心が躍る。
開封。
シカゴマラソン2016のリザルトと同様、今回もカラーページ満載の立派な体裁。
それを見ていると、4ヶ月前に体験した、素晴らしいレースの追憶がこみあげてきて、たまらなくなった。
日本新で3位に入賞した、大迫傑選手の勇姿。
苦しみの中に闘志が宿った表情で、実に格好いいし、半端ない。
全完走者の成績も掲載されており、もちろん、僕の名前もしっかり載っていた。
思い出の完走メダルと、一緒に並べてみた。
シカゴからの帰国日、オヘア国際空港で偶然出会った、川内優輝選手のサイン入りメダルだ。
現状打破。
あらためて、僕は、その言葉の素晴らしさに酔いしれている。
最近僕は、公私ともに、色々と悩ましいことが多く、ちょっと落ち込んでいた。
でも、ただ落ち込んでいるだけでは何も解決しない。打破しなければ、先へは進めないのだ。
あぁ、去年のシカゴマラソンに出場して、本当によかった。
今回、リザルトとメダルに元気をもらえたので、僕なりに頑張って進んでいこうと思う。