猛暑の影響を受けて、野菜の価格が暴騰している。
特に、キャベツがひどい。
近所のスーパーでは、400円近くの値付けになっていて驚いたのだが、こんなのはマシな方らしい。
Xのタイムラインを見ると、500円超のキャベツも溢れており、なんと1,000円近い(流石に高級スーパーのものだと思うけれど…)画像まで上がっていた。
いやはや何とも、本当に猛暑がうらめしい。
カット野菜などの価格は安定しているし、他の野菜で代替すればいいという考え方もあるかもしれないが、個人的には、それでおさまらない事情がある。
キャベツは、餃子に欠かせない食材だからだ。
餃子のタネとなる野菜としては、白菜が使われる場合もあるようだけれど、主流は断然キャベツ。
だから、餃子専門店などへの影響もハンパではなかった。
卸値は平年の3倍にもなっており、その影響で…。
なんと、僕がこよなく愛する日本一の餃子店「東亭」が、休業となってしまった。
東亭の餃子は、ザク切りキャベツの食感が、痺れるほどに素晴らしいのが特徴。
極上のキャベツと至高の技術が、史上最高で唯一無二の味わいを醸し出しているのだ。
キャベツの仕入価格高騰が大打撃であることは間違いなく、だから僕は、本当に心配してしまった。
東亭さんは、Xの公式アカウントでも、臨時休業を告知されたのだが、それによる反響は非常に大きかったようだ。
それはそうだろう。
日本一の餃子店が休業に追い込まれてしまうほど、キャベツ価格の高騰はハンパなかった。
その後、反響の大きさを踏まえ、新たな投稿がアップロードされた。
【休業について】
— 餃子専門 東亭 (@azumatei_gyoza) 2024年11月18日
思っていた以上にたくさんの方が反応して下さり、ありがとうございます。
仕入れ先の八百屋さんとも相談し、出来る限り東亭は営業していこうと話はまとまりました。
全ては応援して下さる皆様のお陰です。
心より御礼申し上げます。
今回なぜ休業の理由を↓
臨時休業は一時的なものにとどまるようで、ホッとした。
「キャベツ価格の高騰→販売価格の値上げ」で済ませる店も多い中、そういった単純な解決策をとらず、丁寧にご調整とご検討をしてくださった姿勢に頭が下がる。
東亭さんは、餃子の美味しさもさることながら、本当に真摯で素晴らしい店なのだなぁ…ということを、あらためて実感。
あのボリュームとクオリティで、現在の価格(6個580円)は安すぎると思っているので、たとえ値上げになっても、日本一であることは変わらないし、僕は買い続けるつもりだけれど。