先週末。
猛暑日の昼下がり。

僕は東急東横線の「自由が丘」に降り立った。
学生時代は、毎日東急東横線に乗っていて、自由が丘にもよく立ち寄っていたのだけれど、社会人になってからはすっかりご無沙汰で、20年ぶりぐらいの下車となった。
雑居ビルやオシャレな店が共存する魅惑的な街だ。
僕が目指したのは、駅からグリーンロードを緑が丘方面に直進して、5分程度の場所にある店。

「麦府」だった。
広州飲茶料理を看板に掲げる、地元の人気店だ。

入口にはランチメニューの看板が掲示されていたが、僕はあまり興味がなかった。
入店。


店内は、いわゆる「町中華」という雰囲気ではなく、洒落た大陸系の雰囲気。
僕が入店した時間は割と空いていたが、その後、結構混んできて、店を出る頃には満員になっていた。
いいタイミングで入れて良かった。

テーブル上には、ランチメニューだけしか置いていなかったが、通常メニューにも対応できるとのことだったので、そのメニューをもらった。

「当店名物のニラ饅頭」が食べたかったからだ。
そう。
僕はこれを食べるために訪れたのである。
ニラ饅頭は、名前こそ《饅頭》だが、紛れもなく餃子一族。
僕は、具が海老ニラの餃子をこよなく愛しているので、それが存分に味わえる(筈の)ニラ饅頭は大いに魅力的だった。
ニラ饅頭は、ランチメニューにもオプションとして追加可能だった(しかも1個単位から注文できた)が、僕はあえて単品で注文。
なんとなれば…。

ビールが飲みたかったからである。
僕は今、自分の胃に自信がなく、ランチメニューを注文してしまったら、追加のニラ饅頭さえも苦しくなってしまう。
なので、生ビールとの組み合わせにした。
ただし…。

合わせて焼餃子も注文w
ニラ饅頭に比べ、店のプッシュは弱めだけれど、餃子ランナーである以上、メニューの餃子を見過ごすわけにはいかない。
店内をつらつらと眺めながら待っていると、あっという間に…。

ニラ饅頭がやってきた!

生ビールも到着!
いやぁ、この構図がたまらない。

ニラ饅頭は、その筐体たっぷりに具が詰まっていた。

大きめに刻まれた海老の塊と、ふんだんに詰め込まれたニラ。
こんなの美味しいに決まっているじゃないか!
囓ってみると、皮のカリカリ感と海老のプリプリ感、ニラの味わいが完璧に調和して、まさに絶品!
流石、店の看板料理と言えるだけのものになっていると思った。

加えて、このタレがたまならく美味だった。
この店オリジナルの豆板醤とラー油を掛け合わせたものということで、甘辛。
それが、このニラ饅頭と絶妙にマッチしていて、思わず唸ってしまう。
ニラ饅頭を1個食べたところで…焼餃子が出てきた。

これは、かなり小ぶりの餃子だった。
遠近法(?)のせいで、それほど小さく見えないかもしれないが、具がたっぷり詰まってボリューム満点のニラ饅頭と比較すると、「一口餃子」といった趣。

その具も、ニラ饅頭のぎっしり感と比べると、ちょっとインパクトは弱いのだけれど、味わい深いものだった。
肉の味わいがじっくりと感じられるものだったし、キクラゲがいい仕事をしていた。
悪くない。
ただ、ニラ饅頭があまりに絶品すぎるだけに、ちょっと弱かったのは事実。
とにかく、それほどに、このニラ饅頭は絶品だった。
僕がこれまで食べてきた海老ニラ系の餃子の中でも、かなり上位に入る。
今度は、ニラ饅頭のみを注文して、たっぷりとまた味わってみたいと思った。

