iPhone 16eの不人気っぷりが半端ない。
発表直後の空気感で、既にその兆候は現れていたのだけれど、想像以上に不評だった。
その最大要因は、価格。
iPhone SE3の128GBモデルは69,800円だったのに、それよりも3万円高くなってしまった。
最も恨むべきは超円安ということなのかもしれないが、米ドルでの比較で見ても、iPhone SE3よりは、100ドル以上高騰している。
SE3の後継機と考えると、あまりにも価格差があるために、SE4とは名乗れず、iPhone 16シリーズの一員に収まった感がある。
ただ…。
iPhone 16系列として捉えると、さまざまな粗が目立つ。
いくら廉価版とはいえ、iPhone 12シリーズにさえ搭載されている、超広角カメラやMagSafe非対応というのが痛い。
今や、スマホとカメラは切っても切れない関係。
廉価版スマホであれば、超高性能でなくても良いとは思えるが、それにしても酷すぎた。
超広角がなく、人物以外のポートレートも非対応のスマホが10万円というのは、割高感が半端ない。
SE3もそうだったじゃないかと言われるかも知れないが、16シリーズなのに…10万円もするのに…と考えると、やっぱりマイナス。
SE3の発売時からは、もう3年が経ち、スマホの進化も著しい。
Androidスマホならば、数万円の超廉価モデルだって、カメラ性能の高いものが多数出てきているからだ。
そんな時代背景を考えると、iPhone 16eのカメラは、あまりに時代遅れということだったのかもしれない。
iPhone 16同等のチップを搭載し、Apple Intelligenceにも対応!…と言われても、未だ日本で使えないシステムが最大の「売り」になっている点で、もう弱すぎる。
Appleとしては、iPhone 5cシリーズの轍*1は踏むまいと、スペックや質感を重視したのだろうけれど…逆の意味での失敗作になってしまった可能性もある。
あまりの不人気ゆえ、市場在庫は余りまくっている感。
新iPhoneと言えば、発表直後はどこも品切れの嵐となるのが通例で、1ヶ月待ちなどということもあるのに、ことiPhone 16eに限っては、発売日当日から、普通に購入可能だった。
そんな不人気ぶりは、Apple Storeオンラインの表示でもわかる。
今日(3/8)現在、Apple StoreオンラインのトップページをPCで開くと、こんな表示になる。
いま人気です。最新製品を今すぐチェック。
と書かれており、その下には、MacBook AirやiPad Airが掲載されている。
この2つは今週さりげなく発表された新製品だから、トップに掲載されるのも納得。
しかし、その隣には学割の情報、2つ隣には、iPhone 16Proが表示。
iPhone 16eは、そこからさらに2つ右。6番目の扱いになっているのだ。
標準的な解像度のPCでは、右スクロールしなければ確認できない*2、微妙な場所だ。
解像度を変えて確認してみるとこんな感じ。
先週発売になったばかりの最新iPhoneだというのに…もはや、メインプッシュ商品から外れた扱いとなっている。
販売ページを確認してみると、やっぱり即納。
Appleは、そんなiPhone 16eを「いま人気です。」として大々的に告知できないのだ。きっと。
これが、今のiPhone 16eの立ち位置を象徴しているような気がする。
大丈夫かなぁ…。



