「月刊AIRLINE(エアライン)」の定期購読を開始してから、かれこれもう10年以上が経つ。
毎月届くこの雑誌は、航空ファンとしての生活に欠かせない存在となっている。
この雑誌が素晴らしいのは、とびきり上質で厚手の紙を使っていること。
だから、惚れ惚れするぐらい美しい航空機の姿が堪能できる。
電子版ではなく、絶対に「紙」で保有しておきたい!と思える貴重な雑誌だ。
そんな愛読誌が、創刊45周年を迎えた。
雑誌不況が続くこの時代に、45年も続いてきたことは、本当に素晴らしい。
コロナ禍の時代は、大幅な減便が続いたために、誌面作りも厳しかったようだ。
当時僕は、正直休刊の心配さえしたのだけれど、杞憂に終わって何より。
今は完全に輝きを取り戻している。
今月号には、その創刊号の抜粋復刻版が付録として付いてきて、手に取った瞬間、ちょっと感動してしまった。

創刊号の目次。
メイン特集が「職場としての日本航空大研究」で、JAL派の航空ファンにとっては見逃せないものとなっている。
この復刻版は、実際の誌面を1/3程度に圧縮したものとなっているため、収録記事は限られているが、JAL関係の記事占有率が高い。
巻頭特集では、JALの成田~ホノルル便密着カラーレポートが、10ページにもわたって掲載。

今とは全く異なるCAさんたちのスタイルに、ノスタルジーを感じてしまう。

当時のJAL知識データも掲載。
この他、モノクロのグラビアページが多数あり、時代を感じる誌面構成となっていた。
現在の「月刊エアライン」は、トピックスの一部ページを除き、完全オールカラーなので、45年の進化が際立っている。
そんな最新号のメイン特集は、「みんな伊丹空港が大好きだ!」。

千里川土手に新しい公園がオープンし、撮影環境が整ったことなどが紹介されていて、伊丹の新たな一面を感じられる内容になっていた。
僕自身にとっての伊丹空港は、かつての「JALマイル修行」の舞台でもある。

この伊丹〜但馬便を使い、1日2往復のスケジュールをフル活用して「伊丹→但馬→伊丹→但馬→伊丹」と行ったり来たり。
但馬空港の外に一歩も出ずに、回数修行をこなした思い出は、今も鮮明に残っている。
今回の月刊エアラインは、創刊号の復刻版付録で「45周年の歴史」を感じることができる永久保存版。
特に、JAL派の赤組*1には必携だ。
*1:JALのシンボルカラーが「赤」であることに基づく、航空業界?用語。ANA好きは「青組」と呼ばれる。


