昨年に引き続き、小野寺力さんが主宰する「餃子アドベントカレンダー」に参加させていただくことにした。
昨年は、《このミス》の餃子ランナー版として、「2023年に、僕が初訪問した餃子店」のベスト10を紹介させていただいている。
このランキングで紹介した店たちは、2023年の新規店というわけではない。
あくまで「僕が」初訪問したというだけの話なので、単なる自己満足なランキングに過ぎない。
ただ、そんな内容でもアドベントカレンダーの1日として許容していただけたので、今年も同じパターンで末席を濁させていただくことにしようw
- 【第10位】東急線・自由が丘「麦府」
- 【第9位】西武池袋線・練馬「かすたねっと餃子《福》」
- 【第8位】浅草「点心爛漫」
- 【第7位】丸の内線・南阿佐ヶ谷「えのけんラーメン」
- 【第6位】福岡市営地下鉄空港線・西新「餃子の日国勝」
- 【第5位】北千住「餃子のラスベガス」
- 【第4位】埼京線・十条「愛ちゃん餃子」
- 【第3位】京王線・千歳烏山「たかや」
- 【第2位】西武新宿線・新所沢「餃(Kou)」
- 【第1位】札幌市東区「ギョウザとカレーのてっちゃん」
【第10位】東急線・自由が丘「麦府」
このニラ饅頭は忘れられない。
餃子じゃないのかよ!と言われそうだけれど、ニラ饅頭は、限りなく餃子に近い食べ物で、あえて違うと言えばその形ぐらい。
僕の天敵である「手羽餃子」なんかより、圧倒的に餃子だ。
大きめに刻まれた海老の塊と、ふんだんに詰め込まれたニラ。
こんなの美味しいに決まっているじゃないか!
囓ってみると、皮のカリカリ感と海老のプリプリ感、ニラの味わいが完璧に調和して、まさに絶品!
流石、店の看板料理と言えるだけのものになっていると思った。
いやぁ、美味しかったなぁ。特に、ニラ好き、海老好きにはたまらない筈。
一応、この店には焼き餃子もあって、それなりに美味しかったのだけれど、今度訪問するときは、ニラ饅頭だけでいいなぁと思っているw
【第9位】西武池袋線・練馬「かすたねっと餃子《福》」
今年のGW(Gyoza Week)に実施された、西武池袋線餃子ツアーで訪れた。
このツアーでは、合計3軒の店を訪れたが、僕が一番気に入ったのは、ここ。
一見、餃子専門店には見えない外観の店。
かすたねっと餃子《福》だった。
【練馬】手作り焼き菓子と挽きたてコーヒーの店…で餃子?!「かすたねっと ぎょうざ『福』」カフェで、手作り5種餃子とクラフトビールを堪能。
想像以上に本格的で、しっかりした餃子がリーズナブルに味わえて大満足。
しかも、クラフトビールまで揃っているのだからたまらない。
カフェ形態の店だから、もちろん、挽き立てコーヒーや手作りお菓子も味わうことができる。
それだけに、「なぜ餃子?」と思ってしまうのだけれど、でも、しっかり美味しいのだから、これは正義だ。
【第8位】浅草「点心爛漫」
長年の宿題だった店に、ようやく今年訪れることができた。
その期待にしっかり応えてくれて、しっかりランクイン。
焼き餃子は、ちょっとワイルドな外観だったけれど、しっかり美味しかった。
見た目通り、クリスピーな皮の食感が素晴らしい。
具も僕好みの、粗切りでショウガとニンニクが利いているタイプ。
いやはやこれはビールに合うぞ。
店主の方が特別に作ってくれた「点心ミックス」セットも最高だった。
小籠包、蒸し餃子、焼売2種(海老、カニ)のセット。
どれもこれも本格的で美味。これで税込500円はリーズナブルだと思う。
この店は、酒類を含め、何を注文しても全て500円という明瞭会計も魅力だ。
【第7位】丸の内線・南阿佐ヶ谷「えのけんラーメン」
ボリュームたっぷりの餃子定食が魅力的という情報を得て、ランチタイムに訪問。
その噂通り、餃子定食の内容は実に充実していた。
自家製チャーシュー、もやしナムルに、本格的なカレー、具だくさんの味噌汁がついて、どれもこれも丁寧な味。
もちろん、主役の餃子もしっかり美味しかった。
大きくて、もちもち、カリカリの皮。たっぷりの具。
肉と野菜のバランスもとれている。
実に食べ応えがある本格餃子だ。
店の雰囲気も気取りがなくて、居心地が良かったのも魅力。
阿佐ヶ谷は餃子店の激戦区だが、その中にあっても十分太刀打ちできる店だと思う。
【第6位】福岡市営地下鉄空港線・西新「餃子の日国勝」
先週訪れたばかりの福岡旅行で出会った店。
福岡旅行では、合計6店の餃子店を訪れたが、まだ紹介できていなかった。
しかしこの店だけは、絶対に今年のランキングに含めたかった為、昨日駆け込みでエントリーを書いたのは内緒だw
僕はランチタイムに訪れ、1日20食限定だという「餃子御膳」を注文。
このビジュアルだけで、もう、僕は「当たり」だったと確信。
僕は、思わず唸ってしまった。
かなり期待して訪れた店だったので、僕の評価ハードルはかなり高くなっていたのだけれど、それを超えてくる旨さ。最高だ。
具は粗切りで、ニンニクもしっかり効いている僕の大好きなタイプ。
それに加えて、何と言っても皮が美味しかった。
皮から手作り、はダテじゃないと感じさせてくれる、本格的な餃子店。
炊き餃子も最高に美味しく、この店を訪れただけで、福岡旅行の価値があったとさえ思う。
ビールとの相性も抜群な筈の餃子なので、今度福岡に行った際は、是非夜に訪れたい。
【第5位】北千住「餃子のラスベガス」
そんな福岡で人気の店が、東京に初進出し、しかも大人気ということで5月に訪問。
この店は、餃子の美味しさもさることながら、なんといっても、明るく楽しい雰囲気が最高だった。
餃子のラスベガスという、楽しい店名にふさわしい店。
ここは、餃界のアミューズメントパークだ。
そう。まさにアミューズメントパークだと思えるような店なのだ。
季節毎に変わる餃子もいくつかあったので、久しぶりにまた行ってみたくなった。
【第4位】埼京線・十条「愛ちゃん餃子」
十条は、僕を何度も救ってくれた《激痛鍼》の「内田治療院」があるエリア。
僕は、激痛鍼での施術をしていただいた後、その痛みを癒やすため、餃ビーしてから帰宅するのが常だった。
十条エリアは、餃子の名店が多い激戦区なのだけれど、そんなエリアに、今年、素晴らしい店が誕生していた。
餃子の種類はバラエティに富んでいて、こだわりがあり、どれもこれも美味しい。
皮は薄皮、具はザクザクで、野菜と肉の風味もしっかりあって絶妙。
僕が最初に食べたのは「にんにく餃子」だったが、強烈なインパクトを感じた。’
(中略)
うわぁ、完全に僕のストライク餃子だ。
この店は、中国のママさん(愛ちゃん)の人柄も良かった。
僕は最近、またしても、持病の腰痛や背中の痛みがぶりかえしてきたので、内田治療院へ行く予定だが、その時はまた、この店へ行こうと思っている。
【第3位】京王線・千歳烏山「たかや」
この店の餃子には驚いた。
餃子のビジュアルは、いかにも手作りだと思わせる本格的なフォルムで、焼き色も最高。
しかし、最大の衝撃は、なんといってもその具。
特に「○○餃子」と謳っていないから、至って普通の焼き餃子なのに…。
ネギの量がもの凄い
のだ。
通常、餃子のベースとなる野菜と言えば、キャベツ、白菜が2大巨頭で、ニラも欠かせない。
しかし、この餃子のベースは圧倒的にネギであり、肉と堂々渡り合っている。
これはもう、「ネギ餃子」と呼ぶべきなんじゃないかと思うぐらいの、強烈なネギ感を主張する餃子だった。
いやぁ、でも、それがいい。美味しかったなぁ。
肉もたっぷり入っていて食べ応えがあったし、もちもちでカリカリの皮も含めて、実に気に入った。
今思い出しても、あの時の強烈なネギの風味が甦ってくる。
単にネギが多いだけでは、バランスの悪い餃子になってしまいそうだが、この店の餃子は、他の具や皮も含めて、絶妙のバランスを保ちながら、主役のネギを引き立てている。
唯一無二の餃子だと思えるので、この店は是非また訪れたい。
【第2位】西武新宿線・新所沢「餃(Kou)」
新年早々、1月に訪れた店。
しかし、その時の感動は今でも鮮明に覚えている。
地元所沢の野菜を使った、こだわりの具がポイント。
とりわけ、メイン餃子に使われているレンコンがたまらなかった。
うん、やっぱり「れんこん」の食感がいい!
ガツンと効いたニンニクがこれまたいい!
青森県産のニンニクを使っており、とにかくパンチが効いている。
僕はレンコンの食感をこよなく愛しており、これまで各所でレンコン餃子を食べてきたが、この店の餃子は、その中でもトップクラスに位置する。
レンコン量が2倍となっているプレミアム餃子もあって、それがまた素晴らしかった。
この店は、つまみ類も豊富で、こだわりの感じられるものが多かった。
炊き餃子やチゲスープ餃子などもあり、どれもこれも食べたかったので、餃子仲間を誘って再訪予定だった。
しかしその企画が頓挫して以来、ちょっとご無沙汰になってしまっている。
来年には、是非ともリベンジ訪問したい。
【第1位】札幌市東区「ギョウザとカレーのてっちゃん」
今年訪れた店のランキングは、選外になってしまったものも含めて、迷いに迷った。
便宜的に2位まで順位付けをしたが、その差は僅かで流動的。明日にはランキングが変わっていてもおかしくない。
しかし、1位だけは不動でダントツ。
今年8月の北海道マラソン遠征時、レース翌日に寄ったこの店。
【史上最強壮絶コスパ】「ギョウザとカレーのてっちゃん@札幌」の餃子定食(880円)が、あまりに破格すぎて痺れまくった件。
「ギョウザとカレーのてっちゃん」だ。
今年のベスト1というだけでなく、僕の餃子人生の中でも、トップ10入りは確実と思える、本当に素晴らしい店だった。
「餃子定食」という名のフルコースが、とにかく凄すぎる。
本格野菜炒め、具たっぷりにゅうめんスープ、ご飯*1。
鰹とサーモンの刺身(!)、具沢山の麻婆ナス、多品目の煮物、山芋、ポテサラ、お新香、とうもろこし。
主役の餃子が霞んで見えるほどの豪華な副菜たち。
しかし、餃子は餃子でしっかり手作りの、本格的なもの。
その味も素晴らしかった。
ざく切り野菜は、僕の好みのタイプ。味もボリュームも文句なし。
単品餃子だけでも、かなりレベルの高い店だ。
食後には、新鮮なフルーツ5種を使ったデザートや、アイスコーヒーまで提供されて、至れりつくせり。
それでいて、その価格が、なんと…。
税込880円!
だというのだから驚くばかり。まさに、史上最強壮絶コスパと言っていい。
僕は、もしもこんな店が近所にあったら毎週通う。近所の方は本当に幸せだなぁと思う。
来年の北海道マラソン遠征時にも絶対に行く予定だ。
もうひとつの看板メニューであるカレーセットも食べてみたいので、レース前後で2回行こうかとさえ思っているw
*1:僕は小盛りに変更したが、本来はこの倍サイズ