今日の東京地方は、とびっきりのいい天気になった。
世間的には、GW後半に突入となるため、「本来であれば」絶好のお出かけ日和だったろうになぁ…。
僕の場合は、昨日まで普通の出勤が続いていたから、GW後半というより、今日からいよいよGWという感じだ。
僕にとって、GWは、すなわちGyoza Weekだから、毎年この時期は、思いっきり餃子を堪能するのが常だった。
だから僕は、これまで、いろいろな形でGWを堪能してきた。
餃子を食べるためだけに宇都宮まで走ったり、餃子関連のイベントに参加したり、餃子の宴を企画したり、等々…。
しかし、もちろん今年は、そんなことはできない。
ということで、僕は今日、夜明け前に(ほぼ無人状態の)近所を走った後は、じっと「Stay Home」につとめていた。
もちろん、家の中でも、餃子を堪能することはできる。
僕が日本一愛している「東亭」の餃子を焼いて、毎日餃ビー状態だ。
ただ、折角のGyoza Weekなのだから、それだけではつまらない。
ということで、今日は、日がな、餃子の本を読んで過ごしてみた。
僕の本棚には、餃子本が溢れているが、その大半を占める、お店紹介の雑誌やムックなどは、あえて避けた。
見ているだけで、その店へ食べに行きたくなってしまうからである。
今回は、それらの本を除いて厳選した、GWオススメの餃子本を紹介させていただくことにしよう。
ほとばしる文章の肉汁!「読む餃子」
オビのキャッチコピー「ほとばしる文章の肉汁」が、まさにこの本の全てを表現している。
日本一予約の取れない餃子レストラン「蔓餃苑」主宰のパラダイス山元先生による、珠玉のエッセイだ。
餃子に関する愛と情報が溢れていて、目次を眺めているだけでも幸せになれるほど。
とっても軽く、読みやすい文体で書かれており、ユーモアセンスも抜群。餃子好きの人ならば、絶対に楽しめる筈だ。
お手軽な文庫版や電子書籍版も発売されているので、少しでも餃界に興味がある人ならば、一読をオススメしたい。
珠玉の餃子随筆39篇!「アンソロジー 餃子」
39人に及ぶ餃子好きの作家やタレントたちが、その《餃子愛》を綴った、唯一無二の餃子エッセイ集。
いやはや、なんともバラエティに富んだ執筆陣だ。
その切り口はさまざまだけれど、「餃子」というテーマは共通なので、どこから読んでも楽しめる。
ところどころに餃子の写真も挟まれており、それがまたいい味を醸し出している。
何度も何度も読み返したくなる本だ。
単なるレシピ本じゃない!「餃子の創り方」
「読む餃子」作者パラダイス山元さんによる、渾身の餃子レシピ本。
いや、これは単なるレシピ本じゃない。
その素晴らしさについては、以前のエントリーで詳しくご紹介させていただいた。
実に独創的な餃子レシピの数々が掲載されており、だからこそ、餃子の「創り方」なのだと唸ってしまう、驚愕の1冊。
餃子を自分で作るという人は多いと思うけれど、いつもと違った餃子を作ってみたい、いや、創ってみたいという人には、超オススメ。
また、このレシピ本は、完全英訳もされている。
このエントリーでは、日本版との比較も含めて詳しく紹介させていただいたので、興味のある方は、ご参照いただければと思う。
海外版は、日本版と体裁が異なり、ハードカバー仕様となっているので、餃子図鑑としても楽しめそうだし、日本版と比較しながら読めば英語の勉強にもなる。
永久保存版のdancyu集大成本。「餃子万歳」
1991年から2006年までの「dancyu」餃子特集号8冊復刻合本。
この本の発売は2010年なので、それから10年も経っているため、「今更…」と言える情報も多々ある。
しかし、それは大きな問題ではない。
「dancyu」は、凡百の餃子紹介雑誌とは一線を画しているからだ。
dancyuならではの奥深い内容は、古びても十分読み応えがあるし、逆に掲載当時の歴史を感じとることができる。
また、ところどころに、有名店の秘伝レシピが掲載されていたり、エッセイなども掲載されているため、そういった点でも価値が高い。
今なおもって、入手する価値がある、永久保存版の本だと思う。
お題「#おうち時間」