今日も今日とて、僕は、夜明け前から走り始めた。
またしても、外は雨。しかもまだ真っ暗だ。
天気予報によれば、今日の雨は、昼間にはいったん止むと言われていた。
それほど暑くならないという情報も出ていたので、きっと、昼間に走った方が快適に走れただろう。
折角休日なのだから、今日はゆっくり寝て、日頃の睡眠不足を解消しておくのが、《健全》だったかもしれない。
しかし僕は、それでもやっぱり、夜明け前からのランにこだわった。
それは、休日を2倍楽しめる!と、思うからだ。
夜明け前から走れば、たとえロングランしても、まだ「朝」。
だから、それから丸々休日を使うことができる。
朝になったら起きる(普通の)人と、予定を合わせることだって自由自在。実に大きな魅力ではないか。
また、夜明け前から朝にかけての時間は、街も休息中。
24時間営業などの一部ショップを除いて、眠りに入っている。
いわば「娯楽に乏しい」時間帯なので、そんなときに淡々と走っておくのが得だ。
これが、昼間のロングランだとそうはいかない。
日中コアタイムのうち、数時間をランニングにあててしまったら、その前後は、なかなか活動がしにくい。
下手をすると、ランニングだけで終わる1日、になってしまう。
もちろん、ランイベントなどで、皆で走る分には、日中が楽しい。
しかし、ひとりで走る場合は、とっても損な気分がするのは僕だけだろうか。(僕だけかなぁ?w)
そんなことをつらつらと考えながら、小雨に打たれつつ、僕は今日も淡々と走り続けた。
走っているうちに、空がだんだんと青く、そして、白くなっていく。
こういった情景の変化を楽しめるのも、「夜明け前からラン」の素敵なところだ。
今日の目的地に向かう途中で、いったん、雨は止んだ。
終わってみれば、25kmラン。
例によって、ダラダラと走っているだけなので、情けないタイムではあるが、でも、朝の6時過ぎには、もう走り終えているのだ。
これをお得と言わずしてなんと言おう。
今回は、僕にとって、初めてのコースも走ったので、かなり気分も新鮮だった。
やっぱり、週末のロングランは、夜明け前からに限るw